Vリーグ・JT連覇 50秒ロングラリーも
21日、大田区総合体育館で行われたバレーボールVリーグ女子決勝。JTマーベラスが連覇を果たしました。
今シーズンレギュラーラウンド無敗の東レアローズとの決勝は第1セット。東レのは、エース黒後愛選手(22)を中心に攻め、第1セットを奪います。(東レ25対23JT)
第2セットは、JTがサーブで崩し、序盤から差を広げていき、セットカウント1対1で並びます。JTはその後、キャプテン小幡真子選手(28)を中心とした粘り強い守備から得点を重ね、第3セットも奪います。
第4セットでは、両チーム好レシーブを連発する長いラリーに。およそ50秒にも及ぶラリーをJTが制すると、コロナの影響で声援を制限された836人の観客から大きな拍手が送られました。
最後は、この日両チーム最多23得点をあげた、アンドレア・ドルーズ選手(27)が決め、JTが逆転で連覇を達成しました。MVPに選ばれた小幡選手は「昨シーズンとは違ったうれしさがある。今シーズンは勝つことの難しさを感じたけど、ここを勝って、またこれから勝ち続けられるようにしたい」と決意を新たにしました。
一方敗れた東レは、石川真佑選手(20)が涙を流し悔しがる姿を見せました。
なお、3位決定戦ではNECレッドロケッツのエース古賀紗理那選手がチーム最多24得点をマークし、デンソーエアリービーズを破り、3位となりました。