ソフトバンク・柳田悠岐 2度目のMVP
プロ野球の年間表彰式「NPB アワーズ」が17日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞(MVP)に、パ・リーグからソフトバンクの柳田悠岐選手(32)が選ばれました。
柳田選手はトリプルスリーを達成した2015年以来、2度目の受賞となり、「チームが優勝しなければ自分がこの賞をもらえたとは思えませんので、チームメート、スタッフのおかげだと思います」と感謝の思いを述べました。
新型コロナウイルスの影響で短縮となった今シーズン、柳田選手は120試合中119試合に出場し、打率.342、29本塁打、86打点をマーク。チームを3年ぶりのリーグ優勝と、4年連続の日本一に導きました。
7月には月間32得点のNPBタイ記録を樹立、また、リーグ最多の146安打を放ち、自身初となる最多安打のタイトルも獲得、そして2年ぶり5度目のベストナインにも輝きました。
MVPの受賞について柳田選手は、「2018年に優勝を逃して、そこからこの賞を本当にとりたいと意識していました。昨年はケガをして本当に、ふがいないシーズンだったんですけど、こうしてまたこの賞をいただけたことは自信にもなります」と話し、「来シーズンはリーグ2連覇、日本一5連覇、そこだけを目標にして、またこの賞をもらえるように頑張りたいと思います」と意気込みを語りました。
またパ・リーグの新人王に輝いたのは、西武の160キロ右腕・平良海馬投手(21)。プロ3年目の今シーズンは勝利の方程式の一角を担い、54試合に登板。1勝1セーブ、防御率1.87、安定した成績をみせました。
平良投手は2018年に沖縄・八重山商工からドラフト4位で入団し、2年目の2019年に1軍デビューを果たしました。同年、8月30日、ソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げています。
新人王獲得に、「シーズンの開幕が遅れましたが、たくさんの方のサポートのおかげでこういう賞をとることができました。この賞に恥じないように、来年もみなさんに感謝しながら頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」と話しました。