ドラ1・佐藤輝明&平内龍太“新人王宣言”
今年のプロ野球ドラフト会議で、阪神と巨人からそれぞれ1位指名を受けた近畿大学の佐藤輝明選手(21)と、亜細亜大学の平内龍太投手(22)が、早くも目標を新人王と宣言しました。
阪神からドラフト1位指名を受けた近畿大学の佐藤輝明選手が、12日、大阪市内で入団交渉に臨み、仮契約を結びました。
契約金は1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円(いずれも推定)の最高条件でサインし、契約後の記者会見で佐藤選手は、「これからプロでやるんだという実感も改めて湧いてきました。(契約金で)親に何か買ってあげられたらいいなと思います」と話しました。
背番号は今季まで福留孝介選手がつけた「8」に決定し、背番号「8」を引き継ぐことに佐藤選手は、「福留さんがつけていた番号ですごく光栄なこと。8番に愛着が湧くように息の長い選手になりたいと思います」と決意を語りました。
また、矢野監督が大切にする“ファンを喜ばせる”ことについて「結果を残すことが一番ファンの方も喜んでくれる。新人王を取れるよう頑張ります」とプロ1年目からの活躍を誓いました。
そして、巨人のドラフト1位指名、亜細亜大学・平内龍太投手が力強く色紙に記した目標も「新人王」。
母校・神戸国際大学附属高を訪問し、野球部の恩師・青木尚龍監督(56)から花束を贈られ祝福を受けました。
巨人の原監督からもエースの名前を挙げ“菅野2世”と絶賛された平内投手は、最速156キロのストレートを武器に未来のエース候補として期待されています。
思い出の地を訪れ、高校時代にドラフト指名漏れを経験した平内投手は、「ここで毎日練習してた時の思い出がよみがえってきました。4年後、絶対にプロにいってやろうと思ってやっていました」と振り返りました。
苦難を乗り越えての1位指名に、恩師・青木監督は「故障しなければみなさんにいいものを見せられるんじゃないかと思っています。ファンに愛される長くプロ野球選手であってほしいですね」とエールを送り、平内投手と握手。
今後の活躍が期待される平内投手は、「自分が野球を始めた頃からプロ野球に目標をもらって野球をやってきたので、夢や目標を与えられるような選手になりたいです」とプロ入りへの決意を語りました。
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