陸上100m 山縣亮太が地元広島でV
【第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会:エディオンスタジアム広島】
陸上の織田記念国際の男子100m決勝が29日に広島で行われ、地元出身の山縣亮太選手が10秒14で優勝を果たしました(追い風0.1メートル)。2位は10秒26の小池祐貴選手、3位は10秒30の桐生祥秀選手、4位は10秒32の多田修平選手となりました。
男子100mの東京五輪代表枠は最大3つで、有効期限内に参加標準記録10秒05を突破した上で、6月に行われる日本選手権で3位以内に入れば代表内定となります。
現在、参加標準記録を突破しているのは、サニブラウン アブデル ハキーム選手(9秒97)、小池祐貴選手(9秒98)、桐生祥秀選手(10秒01)の3人。
代表選考会となる日本選手権の前哨戦と位置づけられるこの大会で、優勝を果たした山縣選手は、今後について「参加標準記録の10秒05を切らないといけないので、しっかり自己記録を狙って頑張りたい」と語りました。
また、「地元のレースで勝ててほっとしています。きょうは体が軽くて、背中を押してもらったような気持ち」と地元での優勝を喜びました。
また、ライバルたちとのレースを制したことについては、「これからまた何回か一緒に走ることがあると思うんですけど、自分の場合はしっかりタイム狙って勝負でも勝って、またいけるように頑張りたい」とコメントしました。
写真:西村尚己/アフロスポーツ