欠場の中村匠吾 五輪本番コースを下見
東京五輪・マラソンのテスト大会として、5日に開催された「札幌チャレンジハーフマラソン2021」のレース後、記者会見が行われました。
左足の甲の痛みで今大会を欠場したものの、下見のために会場を訪れた中村匠吾選手(28=富士通)は、「コース自体は比較的平坦で、いい記録で走っている選手が多かったことを考えると、本番も高速レースが予想されると思う」と、コースの印象を語りました。
東京五輪でも使用されるコースは、札幌市中心部で構成されており、後半は北海道大学の構内を走ります。カーブが連続し、道が細くなる大学構内については、「コーナーの対策をしっかり練る必要がある」と、本番を見据えて今後の対策を明かしました。
また、約3か月後に迫った東京五輪については、「大変な状況が続く中、国民の皆様に少しでも開催に向けて理解を得ていただけるよう、1日1日やるべきことに専念して、本番でいい走りをすることで少しでも何か伝えることができれば、スポーツ選手のあるべき姿だと思う。より高めていけたらいい」と気を引き締めました。