東京五輪のマラソンコースでハーフ開催へ
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は19日、5月5日に北海道・札幌で「札幌チャレンジハーフマラソン2021」を開催すると発表しました。この大会は、東京五輪のマラソンコースと同じコースで行われるということです。
また出場予定選手が発表され、東京五輪のマラソン日本代表に内定している男女5人がエントリーしました。
◇男子
中村匠吾選手(28・富士通)
服部勇馬選手(27・トヨタ自動車)
◇女子
前田穂南選手(24・天満屋)
鈴木亜由子選手(29・日本郵政グループ)
一山麻緒選手(23・ワコール)
大会に向けて中村選手は、「少しずつ(コンディションを)上げてきている状況なので、これからペース設定を行って、練習の一環として出場しながらコースの確認をメインに持って行きたい。大会を終えてから徐々に本格的に合宿に入っていくので、ある程度、状況確認をしていい準備ができればいい」とコメント。
一山選手は「実際の五輪コースなので、そこで自分の自己ベストを出すことができたら、本番でもゆとりを持ってハーフが通過できると思うので、ベストで走りたい。五輪に向けていいイメージができるように今からしっかり準備をしていきたい」と、意気込みを語りました。
東京五輪で男子は、1992年のバルセロナ五輪銀メダルの森下広一さん以来、女子は2004年のアテネ五輪金メダルの野口みずきさん以来となる、メダル獲得を狙うマラソン日本代表。
開幕まで100日を切った東京五輪に向けて、中村選手は、「周りのサポート、支えがなければ東京五輪は決してたどり着くことができなかった。ずっと目標にしてきた東京五輪の舞台でメダルを取って、少しでも恩返しできるのが一番だと思っているので、いい走りを見てもらえるように頑張りたい」と、決意を新たにしました。
一山選手は「私の中で一番最高の目標だったので、その舞台で走れるのが本当にうれしい。私の走りを見て楽しんでもらいたいし、ワクワクドキドキしてもらえるような走りができたらいい」と抱負を語りました。
写真:アフロスポーツ/JOC
※左:中村匠吾選手 右:一山麻緒選手