東京五輪本番コース試走 代表選手ら手応え
札幌チャレンジハーフマラソン2021(5日、東京五輪マラソンコース)
東京五輪のマラソン・テスト大会として開催された「札幌チャレンジハーフマラソン2021」が5日に行われ、五輪の本番コースを代表内定の男女4選手が試走しました。
走り終えた選手たちのインタビューは以下の通り。
◇男子代表 服部勇馬選手(27=トヨタ自動車) タイム1時間2分59秒(24位)
■今日は1キロ3分切るペースで走っていたが、走り終えて
当初3分5秒ぐらいを想定していたが、コースが思った以上に走りやすくて、3分5秒で走っていても3分を切るようなペースで走れたので、ものすごく自信になりました。
■風もあったことについて
コンディションに関しては、風が強い中でしたが、しっかりペースを維持できましたし、レースの流れもしっかり乗りながらいいレース運びができたと思います。
■北海道大学構内、カーブ連続のところで繊細なポジショニングしていたが
なかなか試走だと1人でしか走れないので、集団で走ることでどういったペース変化があるのかなど、そういったことを確認できたのでよかったです。
■五輪へ今日の経験は
今回3か月前ということで、レースという形で試走できたことは本当に自信にもなりますし、8月8日の本番に向けてしっかり準備していきたいと思います。
◇女子代表 一山麻緒選手(23=ワコール) タイム1時間8分28秒(優勝)★ハーフ自己ベスト更新
■宣言通り自己ベスト達成
今はほっとしています。
■2年前は函館でハーフのベストを更新。今日は札幌で更新。北海道のコースを走ってみて
思っていたよりも今日は風が味方してくれたので。苦しい場面もあったんですけど、風もしっかり押してくれて。走りやすかったです。
■北海道大学の構内、カーブを抜けてから力強い走りになったように感じたが
今日は自己ベストも出したいし、勝負にもこだわりたいしというところで、とにかく粘って走ることができました。
■3か月後、どのような走りを見せてくれるか
まだ、自分の走っている状態が万全の状態までは持ってこられていないので、この残り3か月でしっかり状態を少しずつあげていって、五輪本番では皆さんに私らしい元気な走りがお見せできたらいいなと思います。
◇女子代表 鈴木亜由子選手(29=日本郵政グループ) タイム1時間8分53秒(3位)
■ベスト更新とはなりませんでしたが、実際のコースでこのタイム。どのように感じているか
今難しい状況ではあって、応援もやはりなかったんですけども、その中で、実際のコースを走ってみて、コースの走ってみないとわからない細かなアップダウンや現状の自分の力を確認できたのかなというところです。
■五輪のレースではどのあたりがレースの鍵になるか
やはりスピードが求められるコースだと思うのでしっかりとスピード・持久力というのを養っていけるように頑張りたいと思います。
■五輪ではどのようなレースを見せてくれるか
状況がわからないんですが、しっかりと今できることに集中して、いい状態でスタートラインに立てるように取り組んでいきたいと思います
◇女子代表 前田穂南選手(24=天満屋) タイム1時間10分50秒(5位)
■今回は試走で参加するということでしたが、実際に走ってみて
思ったより曲がり角が多くて、位置取りとか、ポイントをつかみながら走りました。
■曲がり角は五輪でも鍵になってくるか
結構重要になってくるかなと思うので、今日はいいレースができたかなと思います。また五輪に向けて体調を整えながら練習に取り組んでいきたいと思います。
■五輪どんな結果を目指して残り3か月を頑張っていくのか
今日のレースでしっかりイメージ作りしながら、あと残り3か月強化して取り組んでいきたいと思います。
写真:アフロスポーツ/JOC