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鈴木亜由子 五輪同コースハーフ大会へ決意

2021年4月22日 0:42
鈴木亜由子 五輪同コースハーフ大会へ決意

東京五輪と同じ札幌のマラソンコースで行われる「札幌チャレンジハーフマラソン2021」(5月5日・札幌)にエントリーした五輪代表内定の鈴木亜由子選手(29・日本郵政グループ)が20日、合宿地の熊本・阿蘇で日本テレビの取材に応じ、「走りたいという思いがすごく高まっていますし、レースへの飢えというのはあるので。そういったことも追い風にして、今の力をしっかりと出せたらいいなと思っています」と決意を語りました。

左脚ケガの影響で、3月に出場を予定していた名古屋ウィメンズマラソンを欠場するなど、レースから遠ざかっている鈴木選手は、「3月は棄権というかたちになってしまったんですが、今はしっかりと回復していますし、練習も継続してこられている」と現在の状況を明かしてくれました。

取材日に行っていたのは、高低差33メートルのアップダウンが激しい3キロのクロスカントリーコースを5周というメニュー。

「アップダウン(があるコース)を走ることで心肺機能と筋力の強化を図りたい。負荷はかかるが(脚の)ダメージは少ないのでいいと思う。(レースまで2週間で)調子を上げていけるような練習にしたい」と久々のレースへ向けて、気持ちを高まらせていました。

東京五輪と同じコースで、マラソン女子の代表選手3人(鈴木選手・前田穂南選手・一山麻緒選手)が揃って出場し、本番へ向けて試金石となるレースについて、「ハーフマラソンということで、マラソンよりも速い展開になる。そこでスピード化を図りたいということと、試走(という部分)では体感できにくい細かなコースの把握であったりを(本番の五輪)前にできるので、そこはしっかり走りながらコースの特徴を感じ取りたいと思っています」と話しました。

鈴木選手が出場する「札幌チャレンジハーフマラソン2021」は5月5日(水)9時50分号砲です。

■鈴木亜由子(すずき あゆこ)
1991年10月8日生まれ。愛知県出身。2016年リオ五輪5000メートル、1万メートル代表(1万メートルは欠場)。マラソン初挑戦の2018年北海道マラソンで優勝。2019年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)2位で東京五輪代表に内定。