「世界の背中」を追って田中希実が5000mで日本記録を約15秒更新し決勝へ【陸上世界選手権】
陸上世界選手権女子5000m予選で田中希実選手(左)がハッサン選手(右)を追いかける【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
◇第19回世界陸上競技選手権大会5日目 女子5000メートル予選(ハンガリー・ブダペスト)
陸上の世界選手権大会5日目、田中希実選手が5000メートルの予選で14分37秒98のタイムで日本記録を約15秒更新し、決勝進出を決めました。
予選2組目はハイペース。いつもは後方でレースを進め、ラストスパートを得意とする東京五輪金メダルのハッサン選手(オランダ)が引っ張る展開。予想外の出来事にも田中選手は「ハッサン選手が出てくれた時点で“きょうはタイムが狙える”」と前向きにとらえ先頭集団につきます。
ハッサン選手にぴったりとつく田中選手、それに1500メートルとの2冠を狙うキピエゴン選手(ケニア)が続き、豪華な選手に挟まれながら日本記録を超えるスピードレース。ハッサン選手が最後まで先頭を譲らず1着で駆け抜けると、ラスト1周でやや離された田中選手は6着でフィニッシュ。記録は2021年東京五輪で廣中璃梨佳選手が出した14分52秒84の日本記録を約15秒更新となりました。「(先頭に)ぶら下がるという形ではあったんですけれど、世界の背中をみながら走れたのでよかった」と振り返ります。
しかし、会心のレースにも「悪い部分として、しんどいところでスピードが上がったときに簡単に離れてしまうところ。中盤ちょっとした揺さぶりに(前と)間を空けてしまった。そこで気持ちの弱さが出てしまった」と反省を口に。それでも「集団から離れそうになったときは、日本にいる皆さんや現地で支えてくださっている皆さんが『自分を信じて』っていった言葉を信じて最後まで走れた」と感謝も口にしました。
決勝に向けては「きょうはタイムが出たので、あとは怖いものがないと思うので、決勝を走れる喜びを胸に最後まで駆け抜けたいと思います」と力を込めました。
今大会1500メートルでは惜しくも準決勝で敗退。その悔しさを晴らすかのようなレースをみせた田中選手、5000メートルの決勝は日本時間27日に行われる予定です。
陸上の世界選手権大会5日目、田中希実選手が5000メートルの予選で14分37秒98のタイムで日本記録を約15秒更新し、決勝進出を決めました。
予選2組目はハイペース。いつもは後方でレースを進め、ラストスパートを得意とする東京五輪金メダルのハッサン選手(オランダ)が引っ張る展開。予想外の出来事にも田中選手は「ハッサン選手が出てくれた時点で“きょうはタイムが狙える”」と前向きにとらえ先頭集団につきます。
ハッサン選手にぴったりとつく田中選手、それに1500メートルとの2冠を狙うキピエゴン選手(ケニア)が続き、豪華な選手に挟まれながら日本記録を超えるスピードレース。ハッサン選手が最後まで先頭を譲らず1着で駆け抜けると、ラスト1周でやや離された田中選手は6着でフィニッシュ。記録は2021年東京五輪で廣中璃梨佳選手が出した14分52秒84の日本記録を約15秒更新となりました。「(先頭に)ぶら下がるという形ではあったんですけれど、世界の背中をみながら走れたのでよかった」と振り返ります。
しかし、会心のレースにも「悪い部分として、しんどいところでスピードが上がったときに簡単に離れてしまうところ。中盤ちょっとした揺さぶりに(前と)間を空けてしまった。そこで気持ちの弱さが出てしまった」と反省を口に。それでも「集団から離れそうになったときは、日本にいる皆さんや現地で支えてくださっている皆さんが『自分を信じて』っていった言葉を信じて最後まで走れた」と感謝も口にしました。
決勝に向けては「きょうはタイムが出たので、あとは怖いものがないと思うので、決勝を走れる喜びを胸に最後まで駆け抜けたいと思います」と力を込めました。
今大会1500メートルでは惜しくも準決勝で敗退。その悔しさを晴らすかのようなレースをみせた田中選手、5000メートルの決勝は日本時間27日に行われる予定です。