◇第19回世界陸上選手権大会 第2日（日本時間21日、ハンガリー・ブダペスト）

女子100mの予選に出場し、準決勝進出を決めたジャマイカのシェリーアン・フレイザープライス選手が、レース後のインタビューで、息子の学校行事に出場した経緯について明かしました。

大手メディアNBCがSNSにアップしたのは「マミーロケット（フレイザープライス選手のあだ名）は保護者レースでも容赦なし」という見出しと、レースに出場し圧倒的大差で1着フィニッシュする動画。

100m3連覇を狙う世界女王が爆走する動画に、インタビュアーから「夢でも見てるのかと思ったのだけど、本当に息子の学校へ行って、他の親たちと競走したの？」と質問を受けたフレイザープライス選手。

すると、「もちろん、親だからね！保護者のレースだって聞いたから出場したの」と、フレイザープライス選手はさも当たり前のように、笑顔で回答しました。

これにはインタビュアーも、「あなたは『マミーロケット』なのに冗談でしょう」と反応すると、フレイザープライス選手は「実は出るつもりはなかったけど、夫と息子が予定通りに来なくて。だから私が出場するしかなかったの」と、参加に至った経緯を明かしてくれました。