「日本人には無理だろ」陸上・田中希実がパリ五輪の目標を明かす 1500m日本記録超え“3分55秒”
陸上の田中希実選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
1日、陸上のパリ五輪内定を決めた一部の選手が会見を行い、2種目での出場が内定している田中希実選手がパリに向けての意気込みを語りました。
1500mと5000mの2種目に内定が決まった田中選手。会見では「自分の力で勝ち取れた2種目の権利というところがとてもうれしい」「2種目に走れる幸せというのをしっかり感じる大会にしたいなと思っています」と喜びを口にしました。
しかし、何度も世界のトップ選手と戦ってきた田中選手は「純粋にタイムや世界との力関係を見た時に今はまだ自分の現在地を見たら、勝負するにはまだまだの位置かな」と世界とのレベルの違いについても語りました。
「去年のブダペストの陸上世界選手権でそこでは結果を意識しすぎて、スタートラインに立つまでのところですごく苦しみ抜いたり、実際に1500mも準決勝で落ちてしまったりというような苦しい時間はあったのですが、結果的に(2022年の世界選手権の会場)オレゴンよりは5000mにおいては入賞という成績を残すことが手応えにつながって、今の自分があるのかなというふうには思います」と語りました。
田中選手は去年、ブダペストで行われた世界陸上にも出場。1500mと5000mに出場すると5000mでは決勝に進出し、14分58秒99で8位入賞を決めていました。一方1500mでは4分06秒71で準決勝敗退と悔しい結果に終わっていました。
会見ではパリ五輪での目標について聞かれると「勝負するための具体的な数字を示すとすれば、1500mは3分55秒以内で走れることを、5000mであれば14分20秒を切ることかなと思います」と自身が持つ日本記録を上回るタイムを目標にしていることも明かしました。「このタイムを聞いたときに日本のみなさん「そんなの日本人には無理だろ」っていうふうに今思ってしまうのかなと思うのですが、でも世界で勝負するっていうことはそういうところに向かっていくしかないなって思う」と熱い思いを語りました。
1500mと5000mの2種目に内定が決まった田中選手。会見では「自分の力で勝ち取れた2種目の権利というところがとてもうれしい」「2種目に走れる幸せというのをしっかり感じる大会にしたいなと思っています」と喜びを口にしました。
しかし、何度も世界のトップ選手と戦ってきた田中選手は「純粋にタイムや世界との力関係を見た時に今はまだ自分の現在地を見たら、勝負するにはまだまだの位置かな」と世界とのレベルの違いについても語りました。
「去年のブダペストの陸上世界選手権でそこでは結果を意識しすぎて、スタートラインに立つまでのところですごく苦しみ抜いたり、実際に1500mも準決勝で落ちてしまったりというような苦しい時間はあったのですが、結果的に(2022年の世界選手権の会場)オレゴンよりは5000mにおいては入賞という成績を残すことが手応えにつながって、今の自分があるのかなというふうには思います」と語りました。
田中選手は去年、ブダペストで行われた世界陸上にも出場。1500mと5000mに出場すると5000mでは決勝に進出し、14分58秒99で8位入賞を決めていました。一方1500mでは4分06秒71で準決勝敗退と悔しい結果に終わっていました。
会見ではパリ五輪での目標について聞かれると「勝負するための具体的な数字を示すとすれば、1500mは3分55秒以内で走れることを、5000mであれば14分20秒を切ることかなと思います」と自身が持つ日本記録を上回るタイムを目標にしていることも明かしました。「このタイムを聞いたときに日本のみなさん「そんなの日本人には無理だろ」っていうふうに今思ってしまうのかなと思うのですが、でも世界で勝負するっていうことはそういうところに向かっていくしかないなって思う」と熱い思いを語りました。