◇MLB レイズ9-8ドジャース(日本時間25日、ドジャースタジアム)

メジャーリーグ・ドジャースのロバーツ監督が試合前のインタビューに応じ、史上6人目の『40-40』を達成した大谷翔平選手についてコメントしました。

この日は試合前に右肘手術後初めてブルペンに入り、マウンドからの投球練習を行った大谷選手。ブルペン投球前は投本間の距離から捕手を座らせてストレート、ツーシーム、カットボールを織り交ぜて投球し、ブルペンでは捕手を立たせたままほぼ全力で10球のストレートを投げ、投手復帰に向けて順調な様子を見せていました。

そんな大谷選手の前日の活躍にロバーツ監督は「素晴らしかった。ドジャースのユニフォームを着た昨夜の彼は永遠に語り継がれるだろう」と、また1つ偉業を成し遂げたことを褒め称えました。

さらに、『40-40』がいかに難しいかについては「信じられないよ。あれほどにフィジカルが強く、足のスピードがある選手を見ることは難しい。今の彼はまるで盗塁の達人だ。本当に有益な盗塁をする選手になった」と語りました。

その上で、大谷選手にさらなる期待を寄せているようで「50ー50を達成するだろう。試合はたくさん残っている」としたロバーツ監督。

一方で「難しいのは達成可能であることを理解しながらも、それを唯一の目標にしようとしないこと。彼はただそれを受け止めて、勝利に貢献することを強く意識している」と、大谷選手があくまでチームの勝利を第一に考えていることを明かしました。