体操・谷川航 弟の思い胸に、五輪金へ決意
東京五輪・体操男子代表に内定している谷川航選手(24)が24日、オンライン取材に応じました。
14日から合宿に臨んでいる男子代表。「10日間ぐらい合宿をしているのでコミュニケーションも増えてきて、いい雰囲気でできているかなと思います。何回も試合をしてきているので、だいぶ仕上がってきて順調に来ている」とチームとしての手応えを感じていました。
開幕まで1か月を切った夢舞台へ向け、「時間がないですけど、やれることを短い期間でやるだけなので、そこで自分のやるべきことを考えてしっかりやって金メダル取れるように頑張りたい」と力強く目標を語りました。
2大会連続の団体金メダルだけでなく、個人総合と種目別跳馬でも金メダル獲得を目指す谷川選手。「6種目全部に力を入れてやっています。(団体で出場する他の3選手とは)カバーし合いながらというよりも、仲間ではあるんですけどライバルという感じで切磋琢磨している。誰が出てもいけるぞという状態で試合にいければ、金メダルがより濃厚になってくる」と自信をのぞかせました。
そして東京五輪の代表メンバー入りを逃した弟・翔選手(22)の存在について聞かれると、「翔が頑張ってくれると負けたくない気持ちがやっぱり兄としてあるので頑張れる。お互い切磋琢磨して、いい影響をお互い与えてるんじゃないかと思う」とコメント。
さらに弟の翔選手から、「俺の分も絶対金メダル取ってきてね、という言葉はいただいた」と、エールを受けたことを明かし、「いい演技を見せることで、(翔選手に)より火がつくと思うので、翔にまた代表に入ってきてもらえるように“俺も頑張ろう”と思ってもらえるような、いい演技がしたい」と気を引き締めました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
※写真は2019年11月
左:弟の翔選手 右:兄の航選手