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レスリング須崎優衣 五輪金メダルへ決意

2021年6月17日 17:06
レスリング須崎優衣 五輪金メダルへ決意

レスリング女子50キロ級で東京五輪代表に内定している21歳の須崎優衣選手が17日、オンライン会見に応じました。

4月に行われた東京五輪アジア予選を勝ち抜き、代表に内定した須崎選手。「代表になるまですごく長くて厳しい道のりだったんですけど、ようやくスタートラインに立てた気持ち。五輪が近づいてきて、自分はすごく楽しみでわくわくしています」と心境を語りました。

2017年と2018年の世界選手権で連覇した須崎選手ですが、2019年9月の世界選手権は国内選考会で敗退。五輪代表選考がかかる大会に出られず「夢や目標が無くなってしまって、何のためにこれから生きていけばいいだろうと思うくらい、人生の一番のどん底に落ちた」と当時の状況を振り返りました。

それでも「負けて苦しいときでも、自分のことを応援してくれて支えてくれる人たちの温かさに気づけた。周りの人たちが自分の可能性を信じてくれたことが大きな力となった」と、声援が励みになったと明かしました。

一時は東京五輪出場が絶望的となっていましたが、2019年の世界選手権で女子50キロ級の日本勢がメダル獲得を逃し、五輪代表争いは振り出しに。

同じ年の12月に行われた全日本選手権で須崎選手は、準決勝でリオ五輪金メダリストの登坂絵莉選手、決勝で入江ゆき選手を破り、東京五輪アジア予選の出場権を獲得。今年4月の五輪アジア予選では圧倒的な強さをみせ、4戦全勝。東京五輪の出場枠を獲得し、代表内定を勝ち取りました。

念願の夢舞台へ向け、須崎選手は、「たくさんの人に支えてもらって、周りの人たちのおかげで今の自分がいると思うので、東京五輪では絶対に金メダル取って、最高の恩返しができるように頑張りたい。残りの1か月半しっかり調整をして、最高の状態で挑めるように、自分を仕上げていきたい」と確固たる決意を語りました。

写真:保高幸子/アフロ

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