Jリーグ・ガンバ大阪は16日、片野坂知宏監督を解任することを発表しました。後任は今月コーチに就任した松田浩氏が就任します。

片野坂監督はクラブを通じて「今シーズン強いガンバを取り戻す為に選手と共に積み上げたなかで、たくさんの勝利で皆様と喜びを分かち合う為に戦いましたが、残念ながら私の力不足によりご期待に応えられず、悔しい思いと残念な結果しか出す事ができませんでした。これから新しい指揮官の下、残留という目標に向かってチーム一丸となり、必ず達成できるのを信じております」とコメントしています。

■前節第24節の順位
15位:清水エスパルス
16位:ガンバ大阪（入れ替え戦）
17位:ジュビロ磐田（自動降格）
18位:ヴィッセル神戸（自動降格）

14日、G大阪は清水と対決。降格争いにおいて大事な一戦でしたが0対2で敗れ、J2自動降格圏の17位に転落しました。

■現在の順位
15位:湘南ベルマーレ
16位:ヴィッセル神戸（入れ替え戦）
17位:ガンバ大阪（自動降格）
18位:ジュビロ磐田（自動降格）

Ｇ大阪は2012年シーズンで17位に低迷しJ2降格。10年ぶりの降格危機に監督交代を決断、残り10試合の中でいかにチームを立て直し勝利に導けるかが急務となります。また今シーズンのJ1では、これが6度目の監督交代となります。(代行監督は含めず)

3月、神戸が開幕から7戦勝利がなく三浦淳寛監督と契約を解除。

5月、16位に低迷していた清水が平岡宏章監督との契約を解除。

6月には再び神戸。最下位を脱出できず就任発表から約2か月半でロティーナ監督との契約を解除。

そしてシーズン終盤に差し掛かった8月。まずは7日に鹿島。優勝争いをする中、首位マリノスと広島にシーズンダブルを喫するなど5戦未勝利でヴァイラー監督との契約を解除。

14日に磐田が伊藤彰監督との契約解除を発表。前節、浦和に0対6で大敗し、最下位に転落したことが大きく影響しました。

そして16日にガンバが監督交代を決断。優勝争いの鹿島、残留争いの神戸・清水・ガンバ・磐田。監督交代が明暗をいかに分けるのか終盤戦の注目となります。