ラグビー日本 惜敗も齋藤ら新戦力が躍動
◆ラグビー国際強化試合 日本31-39アイルランド(3日、アイルランド・ダブリン)
日本が勝利した2019年W杯以来の顔合わせとなった一戦で、世界ランキング10位の日本は、敵地で同4位のアイルランドにW杯のリベンジを許しました。それでも日本代表2試合目の齋藤直人選手(23)とシオサイア・フィフィタ選手(22)がそろって初トライをあげるなど、2023年のW杯に向けて新戦力が躍動しました。
日本代表2試合目で初先発となったスクラムハーフの齋藤選手は、素早いボールさばきでチャンスを演出。後半17分にはフィフィタ選手のオフロードパスを受け、代表初トライをあげました。
齋藤選手は「テストマッチでは、ワンプレーで流れが変わることを痛感した。トライについては、味方のチャンスメイクに感謝している。個人としては、このような強度で2試合を戦えたことはとても貴重な経験であり、次につなげたいと思う。2019年ワールドカップで日本代表の活躍を見て、次のワールドカップに必ず出たいと思った。23年のラグビーワールドカップフランス大会に向け、経験をつなげていきたい」と、2023年のW杯に向けてさらなる成長を誓いました。
一方、2試合連続の先発となったウイングのフィフィタ選手は後半3分、田村優選手のキックパスから逆転となる代表初トライをマークし、「先週のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンス戦よりも、成長し良くなった手ごたえがある。田村選手のキックのおかげでトライが取れてうれしかった。この1週間、細かいアタックのスキルを練習してきて、もっとそのスキルを活かしたいと思った。ウイングとして、もっと頑張らなくてはいけないと思っている。秋のテストマッチに向け、さらに学びながら成長していきたい」と、こちらも飛躍を誓いました。
写真(左):フィフィタ選手(アフロスポーツ)
写真(右):齋藤選手(アフロ)