八村塁飛躍誓う バスケ男子予選リーグ全敗
◆東京五輪・大会10日目、1日、バスケットボール・男子予選リーグ グループC(さいたまスーパーアリーナ)
モントリオール大会以来45年ぶりの出場となったバスケットボール男子日本代表は、準々決勝進出をかけ予選リーグ最終戦で世界ランキング4位のアルゼンチンと対戦。序盤から日本はアルゼンチンにリードを許す展開となりました。
日本はエースの八村塁選手がなかなか得点を奪えず、16対26でアルゼンチンに10点リードを許し、第1クオーターを終えます。第2クオーターでは、海外で活躍する渡邊雄太選手や馬場雄大選手らの得点で点差を縮め、38対46で前半を終えますが、後半に入ってもアルゼンチンのリードは変わらず。97対77で破れ、日本は予選リーグ3連敗。準々決勝進出とはなりませんでした。
試合後、八村選手は「こういう結果になってしまったんですけど、できるだけ精いっぱいのことはできたんじゃないかなと思うので、僕らの経験とあとは実力の差じゃないかなと思います」と、試合を振り返り、「僕(自身)もそうですしチームとしてもいい経験ができたと思うので、次につなげられたんじゃないかと思います。まだまだこれからだと思うので、次の世界大会、五輪に向けて頑張るので応援よろしくお願いします」と今後の飛躍を誓いました。
また、主将としてチームを引っ張ってきた渡邊選手は、涙ながらに「悔しいという気持ちしかないです」と語りました。
45年ぶりの五輪での勝利とはなりませんでしたが、「この経験ができたっていうのは自分にとってはすごくありがたかったですし、僕も含めて日本代表全員こういうコロナ禍の中でバスケットボールをさせてもらえたっていうことに対して感謝しているので、そこは今後も変わらず、そういう部分に対する感謝はしっかり持っていかなきゃいけない」と感謝の思いを口にしました。
写真:長田洋平/アフロスポーツ