【MotoGP】日本人ライダー明暗 18歳の古里太陽が初表彰台2位 佐々木歩夢は悪夢のリタイア
タイGPで自身初の表彰台 2位の古里太陽選手【写真:AP/アフロ】
◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP 2023年シーズン第17戦 タイグランプリ Moto3クラス決勝(10月29日、タイ、チャーン・インターナショナル・サーキット)
Moto3クラスの年間タイトル争いで首位に4ポイント差で2位。25年ぶりの軽排気量クラスでの日本人王者を目指す佐々木歩夢選手(ハスクバーナ)はフロントロー3番グリッドスタート。
好スタートを決めトップを走るなどオープニングラップは快調な走りを見せます。しかしポジションを落とすと、先行ライダーの急減速に突っ込む形で転倒。『リタイア』という王者争いをする佐々木選手にとっては最も厳しい結果になりました。
ポイントリーダーのジャウマ・マシア選手(スペイン/ホンダ)は『願ってもないチャンス』とばかりに優勝を目指して猛プッシュ。しかしティーンエイジャー3人が表彰台を独占し、マシア選手は4位。13ポイントを加算するにとどまりました。
これでランクトップのマシア選手と佐々木選手との差は17P。ノーポイントに終わった佐々木選手としてはライバルの優勝で一気に突き放されずに済みました。佐々木選手は最悪の展開を免れたことを前向きにとらえ、残り3戦に挑みます。
一方、日本の18歳。新たな力、古里太陽選手(ホンダ)が激しい優勝争いの末、2位表彰台をゲットしました。
フル参戦2年目、35戦目での初表彰台。過去最高順位は7位だったホンダ・チーム・アジアの古里選手が「今大会は走り出しから自信を持ってライディングできていた」と話していた通り、決勝では幾度となく先頭に立つ走りを見せます。最後までペースが落ちなかった古里選手。
ルーキーながら4勝目を上げた17歳のコロンビア人ライダー、ダビド・アロンソ選手(ガスガス)には及ばなかったものの、嬉しい初表彰台です。
これで今季、Moto3クラスに参戦した日本人ライダー5人のうち4人目の表彰台獲得者となりました。
佐々木歩夢(ハスクバーナ) 9回の表彰台(優勝は無し)
鈴木竜生(ホンダ) 第2戦、雨のアルゼンチングランプリで優勝
鳥羽海渡(ホンダ) 第13戦インドグランプリで2位表彰台
古里太陽(ホンダ)第17戦 タイグランプリで2位・初表彰台
山中琉聖(ガスガス)5位が最高(表彰台未経験)
古里選手は、所属するホンダ・チーム・アジアからのリリースによれば、次のように語りました。
「世界選手権で初めて表彰台に登れたことを本当に嬉しく思っています。今週末は金曜日の最初の走行からマシンは良いフィーリングでした。僕はダイレクトにQ2(予選2:上位のライダー18人でグリッドを決めるセッション)に進出でき、そこでも高い競争力を発揮することができました。予選では(危険回避の目的で)クラッシュを余儀なくされましたが、チームは懸命にマシンを修復してくれました。おかげで、僕は今日の表彰台をチームと一緒に獲得することができました。シーズン開幕当初は、1周のみ速く走れることができましたが、レースでの競争力は高くありませんでした。夏休みが明けて、僕は大きくステップを踏み出すことができるようになりました。それはブレーキングスタイルを変更して、マシンの減速からスロットルを開けるまでを見直したことです。それがとても効果的に作用していると思います」
伸び盛りの古里選手の残り3戦の走りから目が離せません。
▽残りは3戦
11月10日-12日 マレーシア
11月17日-19日 カタール
11月24日-26日 バレンシア
【MotoGP中継】放送:CS放送日テレジータスで生中継
BS日テレでもハイライト中継
配信:Huluにて生配信(見逃し配信あり)
Moto3クラスの年間タイトル争いで首位に4ポイント差で2位。25年ぶりの軽排気量クラスでの日本人王者を目指す佐々木歩夢選手(ハスクバーナ)はフロントロー3番グリッドスタート。
好スタートを決めトップを走るなどオープニングラップは快調な走りを見せます。しかしポジションを落とすと、先行ライダーの急減速に突っ込む形で転倒。『リタイア』という王者争いをする佐々木選手にとっては最も厳しい結果になりました。
ポイントリーダーのジャウマ・マシア選手(スペイン/ホンダ)は『願ってもないチャンス』とばかりに優勝を目指して猛プッシュ。しかしティーンエイジャー3人が表彰台を独占し、マシア選手は4位。13ポイントを加算するにとどまりました。
これでランクトップのマシア選手と佐々木選手との差は17P。ノーポイントに終わった佐々木選手としてはライバルの優勝で一気に突き放されずに済みました。佐々木選手は最悪の展開を免れたことを前向きにとらえ、残り3戦に挑みます。
一方、日本の18歳。新たな力、古里太陽選手(ホンダ)が激しい優勝争いの末、2位表彰台をゲットしました。
フル参戦2年目、35戦目での初表彰台。過去最高順位は7位だったホンダ・チーム・アジアの古里選手が「今大会は走り出しから自信を持ってライディングできていた」と話していた通り、決勝では幾度となく先頭に立つ走りを見せます。最後までペースが落ちなかった古里選手。
ルーキーながら4勝目を上げた17歳のコロンビア人ライダー、ダビド・アロンソ選手(ガスガス)には及ばなかったものの、嬉しい初表彰台です。
これで今季、Moto3クラスに参戦した日本人ライダー5人のうち4人目の表彰台獲得者となりました。
佐々木歩夢(ハスクバーナ) 9回の表彰台(優勝は無し)
鈴木竜生(ホンダ) 第2戦、雨のアルゼンチングランプリで優勝
鳥羽海渡(ホンダ) 第13戦インドグランプリで2位表彰台
古里太陽(ホンダ)第17戦 タイグランプリで2位・初表彰台
山中琉聖(ガスガス)5位が最高(表彰台未経験)
古里選手は、所属するホンダ・チーム・アジアからのリリースによれば、次のように語りました。
「世界選手権で初めて表彰台に登れたことを本当に嬉しく思っています。今週末は金曜日の最初の走行からマシンは良いフィーリングでした。僕はダイレクトにQ2(予選2:上位のライダー18人でグリッドを決めるセッション)に進出でき、そこでも高い競争力を発揮することができました。予選では(危険回避の目的で)クラッシュを余儀なくされましたが、チームは懸命にマシンを修復してくれました。おかげで、僕は今日の表彰台をチームと一緒に獲得することができました。シーズン開幕当初は、1周のみ速く走れることができましたが、レースでの競争力は高くありませんでした。夏休みが明けて、僕は大きくステップを踏み出すことができるようになりました。それはブレーキングスタイルを変更して、マシンの減速からスロットルを開けるまでを見直したことです。それがとても効果的に作用していると思います」
伸び盛りの古里選手の残り3戦の走りから目が離せません。
▽残りは3戦
11月10日-12日 マレーシア
11月17日-19日 カタール
11月24日-26日 バレンシア
【MotoGP中継】放送:CS放送日テレジータスで生中継
BS日テレでもハイライト中継
配信:Huluにて生配信(見逃し配信あり)