「記録は破られるもの」 王貞治会長が村上宗隆の56号と三冠王を絶賛 「これからの道は、いばらの道」と覚悟をうながす言葉も
村上宗隆選手にエールを送ったソフトバンクの王貞治会長
プロ野球・ソフトバンクの球団会長兼特別チームアドバイザーを務める王貞治氏(82)が7日、取材に応じ、自身のシーズン55本塁打を抜いたヤクルトの村上宗隆選手(22)について「到達しにくい数字を結局超えたわけですから。これはやっぱり、村上くん素晴らしいと思いますね」と称賛の言葉を送りました。
村上選手は3日のレギュラーシーズン最終戦の最終打席で、王会長が持つ日本選手シーズン本塁打記録の55本を抜く、第56号ホームランをマーク。バレンティン氏の60号には届きませんでしたが、打率.318、打点134でセ・リーグの三冠王にも輝きました。
王会長は、村上選手が自身の記録を破ったことについて、「元々、記録は破られるものだと僕は思っています。自分も野村(克也)さんの記録を超えたりしましたから。ボクシングじゃないけど、戦って勝った負けたというのとは違いますから。だから、悔しいということは全然ありません」と率直な思いを明かすと、「自分の22歳の時とは、子どもと大人(くらい)の違いがある。構え方がどっしりしているし、ホームランの大きさも素晴らしい。レフトへも大きいの打てますし。とにかく何て言ったって、三冠王ですからね」と、時折笑顔を交えながら、村上選手をたたえました。
それでも、プレッシャーは相当なものだったのではないかと、おもんばかる場面も。
「まわりが騒ぎすぎですよね。どこに行ったってそういう話でいっぱいになっちゃいますしね。彼もまだ若いですし、そういったことで・・・。出るときはスッと出ちゃえばどうってことないですけど。1試合出ない、2試合出ない、3試合出ないとちょっと気になりますよね。でもこれは彼の野球人生のなかではいい経験を積んだと思うんですよ。将来的にそういうケースが出てきたときは、もっとすんなりと超えられるんじゃないかと、そう思いますよね」
また、村上選手の今後については「これからの道は、いばらの道ですよね。だって普通にやって当たり前じゃないですか、もうここまでくるとね」と一言。
「人がチャレンジできない道に自分がそこに行っているんだから、野球人としては本当にやりがいのあるこれからの野球人生でしょうね。『絶対打てるんだ』と、そういう強い気持ちを持ってくれれば、当分彼のホームランの時代は続くでしょうし、三冠王も何回とるかなって、それくらいの期待度はありますよね。とにかく頑張ってほしいですね」と、エールを送りました。
村上選手は3日のレギュラーシーズン最終戦の最終打席で、王会長が持つ日本選手シーズン本塁打記録の55本を抜く、第56号ホームランをマーク。バレンティン氏の60号には届きませんでしたが、打率.318、打点134でセ・リーグの三冠王にも輝きました。
王会長は、村上選手が自身の記録を破ったことについて、「元々、記録は破られるものだと僕は思っています。自分も野村(克也)さんの記録を超えたりしましたから。ボクシングじゃないけど、戦って勝った負けたというのとは違いますから。だから、悔しいということは全然ありません」と率直な思いを明かすと、「自分の22歳の時とは、子どもと大人(くらい)の違いがある。構え方がどっしりしているし、ホームランの大きさも素晴らしい。レフトへも大きいの打てますし。とにかく何て言ったって、三冠王ですからね」と、時折笑顔を交えながら、村上選手をたたえました。
それでも、プレッシャーは相当なものだったのではないかと、おもんばかる場面も。
「まわりが騒ぎすぎですよね。どこに行ったってそういう話でいっぱいになっちゃいますしね。彼もまだ若いですし、そういったことで・・・。出るときはスッと出ちゃえばどうってことないですけど。1試合出ない、2試合出ない、3試合出ないとちょっと気になりますよね。でもこれは彼の野球人生のなかではいい経験を積んだと思うんですよ。将来的にそういうケースが出てきたときは、もっとすんなりと超えられるんじゃないかと、そう思いますよね」
また、村上選手の今後については「これからの道は、いばらの道ですよね。だって普通にやって当たり前じゃないですか、もうここまでくるとね」と一言。
「人がチャレンジできない道に自分がそこに行っているんだから、野球人としては本当にやりがいのあるこれからの野球人生でしょうね。『絶対打てるんだ』と、そういう強い気持ちを持ってくれれば、当分彼のホームランの時代は続くでしょうし、三冠王も何回とるかなって、それくらいの期待度はありますよね。とにかく頑張ってほしいですね」と、エールを送りました。