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大阪桐蔭のエース・松浦慶斗がプロ志望表明

2021年8月23日 19:03
大阪桐蔭のエース・松浦慶斗がプロ志望表明

◇第103回全国高等学校野球選手権大会10日目(23日 阪神甲子園球場)◇2回戦 大阪桐蔭(大阪)4-6近江(滋賀)

23日に行われた夏の甲子園、大会10日目。これまでに5度夏を制し、今大会も優勝候補と目されていた大阪桐蔭は、滋賀の近江に4-6と逆転負けを喫し、2回戦で姿を消しました。

今大会、1回戦で7回4失点の粘投を見せた大阪桐蔭のエース・松浦慶斗投手(3年)は登板せず。高校最後の公式戦は、ベンチから戦況を見守ることとなりました。プロ注目の左腕は試合後、「頭の中が真っ白で、何を考えていたのか自分でも覚えていない。相手が校歌を歌っているときにスコアボードを見て、『俺、なにしてるんやろうな』と思って涙が出てきました」と近江戦を振り返りました。

また、今後の進路についてはプロ志望を表明。「大阪桐蔭に入る前からプロに行きたいという気持ちがありました。他の選手より結果を出していなくて不安はあるけど、とりあえずここから練習してプロに行きたい」と、憧れの舞台への思いを明かしました。

以下、主な一問一答

――今の率直な気持ち
「なにか、本当に終わったのかなという気分。正直、負けた、終わりという感じになっていない自分がいて、あしたから普通に練習がある感じがするので、まだ負けた実感はないです」

――登板予定だったか
「きょうは『あとからいけるように準備はしておいて』と言われていました」

――先発の竹中勇登投手(3年)と試合前に会話
「甲子園のマウンドで先発したのが自分しかいない。甲子園の先発マウンドで自分が知っていることを伝えて力になれないかと思っていました」

――甲子園の先発マウンドで知っていることとは
「変な空気というか、孤独な感じ。(今年3月の)選抜大会の時に1人で投げようとしすぎて悪い結果になったので、テンポ、テンポでいって、初回乗り切ったらそのままいけるから、と」

――最後まで登板せず。ベンチでどんな気持ちで見ていた
「自分が投げたかったという気持ちが一番あったんですけど、頭の中が真っ白で、何考えていたのか自分でも覚えていなくて。相手が校歌を歌っているときにスコアボードを見て、『俺、なにしてるんやろうな』と思って涙が出てきました」

――1回戦は先発。甲子園を経験して
「いろいろな強いチームが負けて、何があるか分からない大会が甲子園だと思いました。その中でもチーム全体で1回戦は勝って、チームのつながりが大事やなって感じた大会でした」

――プロ志望届
「出そうと思っています。大阪桐蔭に入る前からプロに行きたいという気持ちがあって、西谷先生とも話をしていて、ずっと1年の時からプロという気持ちはありました」

――今大会で変化は
「選抜大会が終わった後に『俺、(プロ)いけるんかな』と思って、どうしようかと思ったこともあったけど、そこから切り替えて。ずっとプロ(志望)一筋だったので、今大会で気持ちが変わるとかはないです。他の選手より結果を出していなくて不安はあるけど、とりあえずここから練習してプロに行きたいと思っています」

写真:日刊スポーツ/アフロ
写真は今年3月の選抜大会より

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