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近江・多賀監督「生涯の思い出」甲子園順延

2021年8月19日 14:57
近江・多賀監督「生涯の思い出」甲子園順延

◆第103回全国高校野球選手権大会1回戦(19日、阪神甲子園球場) 近江(滋賀)1-0日大東北(福島)※5回途中降雨のためノーゲーム

全国高校野球選手権は19日、大会6日目を迎え、第1試合で滋賀の近江が福島の日大東北と対戦しました。

近江は3回、1番・井口遥希選手のソロホームランで1-0と先制。5回にも2アウト満塁と追加点のチャンスを迎えます。しかしここで雨が強くなり試合が中断。再開へ向け2時間22分待ちましたが、天候不良でノーゲームが決まり、試合は翌20日に順延となりました。

ノーゲームは今大会、12日に行われた明桜(秋田)対帯広農(北北海道)以来、2試合目。全国高校野球選手権大会では20試合目となります。

近江・多賀章仁監督は「いい形でいってたんですけど、5回のあの2アウト満塁の2-3のカウントですごい雨でしたので中断は致し方ない。こういうゲームになりましたけど、もう1回仕切り直してまた明日やりたい」とコメントし、「こういったことはなかなか経験できないことで、私も初めての経験ですし彼ら(選手)にとっても生涯の思い出になる、これはこれで良かったなと思っています」と、順延を前向きにとらえていました。

先制のホームランを放った井口選手は「初めて甲子園でプレーする試合だったので、はじめは独特の雰囲気にのまれていたんですけど、しっかり5回まで経験できたのはこれから先にも生きてくる。(明日は)しっかりとチャレンジャー精神を持って準備していきたい」と、改めて気を引き締めました。先発した山田陽翔投手は「これも一つの経験として次に生かしていきたいと思う。今日初めて甲子園経験できて次の試合につながる」と、再戦を見据えていました。

また、この日の第2試合に予定されていた西日本短大付(福岡)と二松学舎大付(東東京)の一戦も天候不良のため中止となり、翌20日に順延されました。第3試合の京都国際(京都)対前橋育英(群馬)、第4試合の作新学院(栃木)対高松商(香川)の試合について大会本部は、天候を見極めながら同日の午後3時頃から順次開始することを目指すと発表しています。

写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は8月17日のもの

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