豪雨の甲子園 大阪桐蔭が降雨コールド勝ち
◇第103回全国高校野球選手権大会1回戦(17日、阪神甲子園球場)
大阪桐蔭(大阪)7-4東海大菅生(西東京)
(8回途中規定により降雨コールド)
第103回全国高等学校野球選手権大会は大会5日目の17日、第1試合で大阪代表・大阪桐蔭と西東京代表・東海大菅生が対戦。3本のホームランなどで試合を優位に進めた大阪桐蔭が8回途中降雨コールド勝ちを収め、2回戦に駒を進めました。
大阪桐蔭は初回、2アウト2塁のチャンスで4番・花田旭選手がバックスクリーンに2ランホームランを放ち先制に成功します。
一方の東海大菅生は2回、2アウトから8番・金谷竜汰選手がヒットで出塁すると、続く櫻井海理(あお)投手もヒット。大阪桐蔭の守備が乱れる間に金谷選手が一気に本塁に生還し1点を返します。
それでも大阪桐蔭は3回、2番・藤原夏暉選手と5番・前田健伸選手がソロホームラン。一発攻勢で追加点をあげると、5回には主将で3番・池田陵真選手のタイムリー2塁打などで東海大菅生を突き放しました。
すると5回以降、雨脚が強くなり東海大菅生の櫻井投手がマウンド上で何度も足を滑らせる場面や、内野へのゴロは水たまりができたグラウンドにより打球の勢いが止まりヒットになるなど、試合続行が困難となり、8回表の東海大菅生が攻撃中1アウト1、2塁の追い上げのチャンスの場面で試合が中断。
高校野球の規定では7回で試合が成立となるため、そのまま降雨コールドにより大阪桐蔭が7-4で勝利し2回戦進出となりました。
勝利した大阪桐蔭の西谷監督は試合後「(雨の影響で)野球にならなかったですから難しいなと感じていた。最後までやって勝ちたいというのが本音だったが仕方がない状況だったと思う。最後までできなかったが、いいチームに勝たせてもらったので勢いを持って次の試合に入っていきたい」と語りました。
また17日の試合は、第2試合目以降が18日に順延となりました。
写真:日刊スポーツ/アフロ