“銅”瀬戸勇次郎 快挙から一夜喜び語る
柔道男子66キロ級(視覚障がい)で銅メダルを獲得し、日本勢の柔道メダリスト第1号となった瀬戸勇次郎選手が一夜明けた28日、会見に臨み喜びを語りました。
-以下、会見の主な内容-
――メダルを獲得して一夜明けた感想
今回銅メダルを獲得することができました。メダルをとった瞬間、相手を投げた瞬間は、思った以上に相手がきれいに回ったということで、自分でもびっくりしたというのと、そこから一気に喜びになって、畳を下りてからは歓声をもらってものすごくうれしかったです。そしてまた、一晩明けて今こうして取材を受けさせて頂いたりする中で、より実感がわいてきているところです。
――初のパラリンピックはどのような舞台だった
先輩方から聞いていたように、これまでの国際大会とはまた大きく違った雰囲気があって、より緊張もしましたし、プレッシャーも感じていたと思います。
――今後の目標
まず今後の目標としては、直近の国際大会、そこからまずしっかり勝っていくことと、1つ1つ目の前の試合に集中して、その結果でパリで金メダルがとれればというふうに考えています。
――これから取り組んでいきたいこと
今回試合の中で自分のメンタル面にまだ未熟さが自分自身感じたところがあるので、今後そういった面を重点的に克服していこうというのと、まだまだ体力・技術ともに伸びしろがあると思っているので、そこをどんどん向上させていって、より強くなれるように頑張っていこうと思っています。
――一夜明けていろいろな方から連絡やメッセージがあったと思うがどのような連絡があって、特に印象に残ったものは
多くの人から「おめでとう」という言葉をいただきまして、印象に残ったものとしては、妹から「私のバイト代でご飯に連れてってあげる」と言われたので、いつも妹からいろいろむしり取られてばっかりなんですけど、今度は何か高いものを食べさせてもらおうかなと思っています。
――東京での開催という意味でのプレッシャー
自国での開催ということで、パラリンピックっていうだけでもそうですけど、これまでとは注目度が段違いで、プレッシャーといえばあったかもしれないですけど、それはどちらかというとうれしい意味でのプレッシャーだったので、それはものすごく力になりました。
――大会を終えて自分へのご褒美は
今のところまだ自分へのご褒美は考えていないんですけど、しばらく減量でなかなかお菓子とかそういったジャンクなものが食べられなかったところがあるので、今疲れで胃がもたれているんですけど、これが治り次第いろいろと、選手村の食事もおいしいですから、たくさん食べようと思っています。そのあと何か欲しいものがあったらちょっと高いものでも買ってみようかなとか思うかもしれないです。
写真:アフロスポーツ