プロ野球開幕を4日後に控えた21日、巨人の戸郷翔征投手が開幕2カード目・ヤクルト戦の先発の座をつかみ取りました。

不振から2軍で再調整していた戸郷翔征投手は、開幕ローテーション入りへ、この日の楽天戦が最後のアピールの場。150キロ超えのまっすぐと、鋭く落ちるフォークを軸に4回1失点5奪三振と好投、首脳陣へ猛アピールしました。

試合後、桑田真澄投手チーフコーチは戸郷投手について、「本来の彼の良さが戻っていた。腕も良く振れていたし、カウントによってよく考えて投げていたので、メンタル的に頭の中も整理して打者に向かっていたので、今日はよかった」と語りました。

注目の開幕ローテーション入りについては、「ファームの方でも良かったですので、(1週間後も)投げる予定にはしています」と、戸郷投手を開幕2カード目、ヤクルト戦で起用する考えを明かしました。

巨人はすでに、エース・菅野智之投手が開幕投手を務めることが決定。

開幕2戦目は2年目の山﨑伊織投手、3年目の堀田賢慎投手のいずれかが先発、3戦目はドラフト3位ルーキーの赤星優志投手の先発が濃厚となっています。

残る先発の枠も、山口俊投手、メルセデス投手、高橋優貴投手が争っています。