◇プロ野球・オープン戦　巨人-楽天（21日、東京ドーム）

巨人の先発は18日に1軍に復帰した戸郷翔征投手。開幕前最後の登板で4回1失点の好投、開幕ローテーション入りに前進しました。

今シーズン、エースの菅野智之投手とともに、巨人投手陣の柱として期待されていた戸郷投手。しかし先月の対外試合、2試合で8安打5失点と打ち込まれ、今月1日に2軍降格となっていました。

「今まで考えすぎていたので、そこは直した」という戸郷投手は、2軍で再調整を行い、今月18日に1軍復帰。この試合がオープン戦初登板となりました。

初回、先頭の西川遥輝選手にフォアボールを与えますが、後続をしっかりと打ち取り2アウトを奪うと、4番・島内宏明選手には鋭く落ちるフォークで空振り三振。

さらに2回は茂木栄五郎選手にホームランを浴びるものの、奪ったアウトはすべて“フォーク”で空振り三振。

ランナーは出すも要所を締めた戸郷投手は4回70球を投げ、1失点5奪三振。奪った三振は全てフォークと上々の仕上がりを見せました。

戸郷投手は「久しぶりの1軍の登板、0に抑えることが目標だったが、ホームランは悔しい」と開幕前ラストの登板を振り返りました。