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DeNA宮國 師弟対決制し勝利投手の権利

2021年9月7日 21:26
DeNA宮國 師弟対決制し勝利投手の権利

7日、プロ野球・DeNA対巨人が横浜スタジアムで行われ、DeNAの宮國椋丞投手が移籍後、初登板・初先発を果たしました。

宮國選手は昨シーズンオフに10年間所属した巨人から戦力外通告を受けて退団。12球団トライアウト、入団テストを経て今年3月にDeNAと育成契約を結び、8月には支配下契約を掴み取りました。

初登板の相手は古巣・巨人。さらに巨人の先発はかつての師匠・菅野智之投手です。「チーム菅野」としてハワイ自主トレにも同行し、アドバイスも受けた宮國投手にとっては、菅野投手と投げ合う特別な一戦となりました。

初回、宮國投手は巨人・吉川尚輝選手と岡本和真選手のタイムリーヒットを放たれ、いきなり2点をリードされますが、2回以降は巨人打線を無得点に抑える好投をみせます。

1-2と巨人リードで迎えた5回、宮國投手の力投に打線が応えます。1アウト1・2塁の場面で5番・宮崎敏郎選手がレフトへのタイムリーツーベースを放ち2-2の同点に。さらに満塁となり、7番・ソト選手のレフトへの勝ち越しタイムリーで逆転に成功します。

その後もスクイズで追加点を奪うと、宮國投手の代打として入った楠本泰史選手が3ランホームランを放ってこの回一挙7得点。8-2で巨人の菅野投手をノックアウト。宮國投手はかつての師匠に投げ勝つかたちで4年ぶりの勝利投手の権利を得ました。

降板後、宮國投手は「正直ホッとしています。初回に点を取られてどうなるかと思いましたが、粘っていれば野手の皆さんが打ってくれると信じていました。楽しさ、喜びもありましたが、一番は支えてくれた周りの方に感謝の気持ちを持ちながら投げました」と安堵の表情を見せました。