◆国内女子ゴルフ　ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン最終日（２６日、宮城・利府ＧＣ）

初日から首位を守ってきたプラチナ世代の西村優菜選手（２１）が、最後まで逃げ切り完全優勝。今シーズン４勝目を挙げ、前週に続く“２週連続優勝”を果たしました。

２位に５打差をつけるなか、黄金世代の原英莉花選手（２２）、淺井咲希選手（２３）らに追いかけられる展開となった最終日。４番でバーディーを先行させましたが５番でボギー、６番でバーディーを奪うも８番で再びボギーをたたき、出入りの激しいゴルフが続きました。

それでも後半、１５番でバーディーを奪い、再度スコアをアンダーに戻すと、最終１８番をバーディーで締めた西村選手。他選手の追随を許さず、トーナメントレコードを更新する通算１５アンダーで大会を制しました。

ホールアウト後、中継局のインタビューで２年ぶりに開催された同大会について聞かれた西村選手は、「牛タンが大好きで、すごく楽しみにしていた。毎日食べていた」と“牛タン愛”を告白。「（牛タンパワーは）ありました」と、優勝の原動力にもなっていたことも明かし、笑顔を見せました。

無観客開催が続くなか、６大会ぶりにギャラリーを入れて開催。西村選手は「初めてギャラリーの皆さんの前で勝つことができた」と話し、「すごくうれしいし、本当に皆さんの声援が力になった」と、感謝の言葉を口にしました。

「今週も見つかった課題はたくさんあるし、一つ一つクリアして、またどんどん成長していけるように頑張りたい」と先を見据えた西村選手。１９８８年のツアー制度施行後、歴代最多タイとなる“３週連続優勝”がかかった次週は、メジャー大会「日本女子オープンゴルフ選手権」に臨みます。

＜上位選手の最終成績＞
優勝　　　西村優菜　　－１５
２位　　　淺井咲希　　－１２
３位タイ　古江彩佳　　－９
　　　　　野澤真央
　　　　　原英莉花
６位タイ　大里桃子　　－８
　　　　　柏原明日架
８位タイ　渡邉彩香　　－６
　　　　　鈴木愛
　　　　　堀琴音
　　　　　安田祐香
　　　　　黄アルム
　　　　　高橋彩華
　　　　　渋野日向子
　　　　　石井理緒

写真：日刊スポーツ／アフロ