プロ野球・中日は26日、2011年まで在籍していたチェン・ウェイン投手(39)の現役引退を発表しました。

台湾出身のチェン投手は、2004年に中日に入団。主に先発投手として活躍し、2009年には最優秀防御率(1.54)のタイトルを獲得しました。翌年もチームトップの13勝をあげるなど、先発の柱としてチームをけん引し、2012年にはメジャーリーグのオリオールズと契約。2014年に16勝を挙げるなど、4シーズンのうち3シーズンで2桁勝利をあげる活躍を見せました。

しかし、マーリンズに移籍した2016年以降は思うような活躍ができず、2020年に日本球界に復帰。ロッテや阪神でプレーしましたが、なかなか1軍登板の機会に恵まれないまま、2022年6月に退団。去年はアメリカ独立リーグでプレーしていました。

チェン投手は自身のSNSで「世界の舞台に立って夢を実現するチャンスを与えてくれた野球に感謝します。さようなら私のピッチャーマウンド」とコメントしています。

現役引退に伴い、3月16日の中日対西武のオープン戦(バンテリンドーム)前にセレモニアルピッチが実施される予定です。