宇野「向上している」4回転4種類成功
◇フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦 2021NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(12日~14日、東京・代々木第1体育館)
グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯の前日練習が11日に行われ、3年ぶりのGPシリーズ優勝を目指す宇野昌磨選手は4種類の4回転ジャンプを成功させるなど、好調をアピールしました。
昨シーズンは4回転ジャンプ3種類だった宇野選手ですが、今シーズンは4回転ループを再び投入することを決意。フリーでは4回転ジャンプ4種類5本の高難度な構成に挑戦しています。
練習ではフリー「ボレロ」の曲をかけて4回転ループ、4回転サルコー、4回転トーループからのコンビネーションジャンプを成功させます。
それ以外の場面でも4回転フリップも成功させるなど、挑んだ4回転ジャンプのほとんどでミスをしない順調な仕上がりを見せました。
練習後、インタビューに応えた宇野選手は昨シーズンから成長した部分を問われると「全てです」と自信をのぞかせ「去年・一昨年に比べ、間違いなくジャンプにおいて技術的向上をしている」と語りました。
また意気込みを聞かれると「試合はどうしても今までの経験上、練習してきてもそれが発揮できない、そんなことが多発する特別な場所だと思っています。それでも今日までやってきたことは決して無駄にならないと思いますし、悔いは全く残っていないので、試合でできなくても僕は悔いを残すことなく最後まで滑りきることができると思います」と話しました。
宇野選手は12日ショートプログラム、13日フリーに挑みます。
写真:森田直樹/アフロスポーツ