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坂本花織 NHK杯連覇の喜び語る

2021年11月14日 20:46
坂本花織 NHK杯連覇の喜び語る

13日のフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯女子シングルでこの大会連覇を達成した坂本花織選手(21)が一夜明け、会見で現在の心境を語りました。

「“連覇”と言われるけど、正直去年は自分の中では、ほぼ日本人だけだったので、あまりグランプリだという感じがしなかった。今回の優勝は本当に『グランプリで優勝したな』という実感がありました。シニアに上がって、4年前の四大陸以来、自分で君が代を流したことがすごくうれしかったです」

試合後当日、満足度は85点だと語った坂本選手。残りの15点を埋めるために必要なことを聞かれると。

「今回もショートのステップがレベル3だったり、フリーで回転不足やエッジを取られたりしていた。まだまだそこをクリーンにすれば、加点も伸びると思います。また、自分自身を超えられる演技ができるのではないかなと思っています」と話しました。

そして、坂本選手に刺激を与えているのが1学年上の三原舞依選手(22)。10月の北京五輪テスト大会でもあったアジアンオープントロフィーに2人とも出場しました。幼い頃から知る大親友でもあり、ライバルについて坂本選手は。

「舞依ちゃんとは北京で今シーズンの大会を一緒にやって、やはりお互いに一緒に戦える仲間がいることはすごくありがたい。北京が終わってからはすごいキレイに、どちらかが試合にいったらどちらかが隔離で、入れ違いが多かったのでなかなか直接会える機会がなかったけど、お互いの結果を知って、『相手も頑張っているから頑張ろう』という気持ちになれるのではないかなと思います」と語りました。

坂本選手は12月のGPファイナル(大阪)の出場権を獲得しています。


写真:YUTAKA/アフロスポーツ