×

21歳・坂本花織 NHK杯連覇達成

2021年11月13日 21:24
21歳・坂本花織 NHK杯連覇達成

◇フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦 2021NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(12日~14日、東京・代々木第1体育館)

女子フリーが13日に行われ、ショートプログラム1位の坂本花織選手がシーズンベストの146.78点を出し、合計223.34点で2年連続の優勝を決めました。

今シーズン、大人の女性の力強さを表現したいと語っていた坂本選手は、新フリー曲「No More Fight Left In Me」に乗せて冒頭のダブルアクセルを成功させると、続く3回転ルッツと3回転フリップ、2回転トーループの連続ジャンプもしっかり着氷します。

演技後半、本人がポイントにあげた3回転フリップ、3回転トーループの連続ジャンプも、滞空時間の長いジャンプで高い出来栄え点を獲得。演技に取り入れた要素の全てに加点がつく素晴らしい演技を見せます。

坂本選手はリンクを去る時に「怖かった」と呟きながらも、フリーの得点は146.78点のシーズンベスト。合計223.34点で2年連続の優勝を決めました。

合計得点を聞いた瞬間、両手をあげ喜びを爆発させた坂本選手。「よかったぁ」と安堵の声をもらし、涙を拭いました。演技を振り返り「ショートの時より緊張していて、最初のアクセルで傾いてしまったのでちょっとひやっとしたんですけど、そこからなんとか最後まで持ちこたえられてよかったです」とコメント。

さらに今大会の優勝で、グランプリファイナル出場が確実となり「ファイナルという舞台もオリンピックの選考に入ってくる。ショートもフリーも伸びしろがあるので、もっとシーズンベストを更新して後半に向けてできるようにしたいなと思います」と意気込みを語りました。

写真:YUTAKA/アフロスポーツ