重量挙げ五輪銅・安藤美希子10回目の優勝
◇第81回全日本ウエイトリフティング選手権大会(20日、新潟・津南町)
東京五輪女子59kg級で銅メダルを獲得した安藤美希子選手が、ひとつ階級を下げた55kg級に出場。クリーン&ジャークで大会新記録となる110kgを挙げると、スナッチとのトータルでも194kgと大会記録を更新。ほかの階級と合わせ8年連続10回目の優勝を果たしました。
試合後安藤選手は、59kg級から55kg級へ階級を下げて出場した理由について「東京五輪直前の右膝のけがが完治しているわけではなく、練習自体11月から始めていった。練習をしようと思ったときの体重がすでに57kgぐらいになっていたので、もともと挑戦してみたいという気持ちもあり(55kg級で)出場しました」と明かしました。
今後も55kg級での大会出場の可能性を問われると、「12月のIWF(国際ウエイトリフティング連盟)で発表される、五輪で実施される階級を聞いてからどこにするのか決める」と話し、今後の目標については「まずはけがの完治と自分が持っているベストの記録に戻すことを最優先に、3年後のパリ五輪での今回の銅メダル以上を目標に頑張っていきたいと思います」と語りました。