重量挙げ・山本真鼓が“日本新記録”
◇第81回全日本ウエイトリフティング選手権大会(21日、新潟・津南町)
女子64kg級に出場した山本真鼓選手(25)が、クリーン&ジャークで日本記録を1kg更新する124kgに挑戦し、見事成功。スナッチとのトータルは214kgでこちらも大会記録を更新し、日本一に輝きました。
高校までは陸上部で短距離を走っていたという山本選手。大学に入ってからウエイトリフティングを始めました。
大学院を卒業後、現在は三重県にある鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部で職員をしながら競技に取り組んでいます。朝7時に自主練を行い、8時半の朝会から午後3時半ごろまでは大学職員として働いています。そして夜7時頃まで再びウエイトリフティングの練習に励む毎日を送っています。
日本記録更新に「(バーベルが)上がってよかったなと思いました」とはにかんだ山本選手。クリーン&ジャークでの日本新記録は狙っていたと言い、安堵から優勝セレモニーでは涙がこぼれました。
今後の目標は「パリ五輪に出場して、金メダルが取りたいです」と力強く答えた山本選手の活躍に期待が高まります。