重量挙げ 五輪7位・近内が階級上げ日本一
◇第81回全日本ウエイトリフティング選手権大会(21日、新潟・津南町)
東京五輪男子67kg級で7位に入賞した近内三孝選手(25)が、五輪以来初めての大会に73kg級で出場しました。
スナッチはトップの150kg、クリーン&ジャークは178kgをあげトータル328kgで他の階級と合わせ、2回目の日本一に輝きました。
近内選手は試合後、東京五輪よりひとつ上の階級で出場したことについて「国内の大会なので、自分の力を思う存分発揮しようと思った。減量せず体のコンディションをベストにした状況で自分がどのくらいできるのかを試したかった」と説明しました。
そして年内最後の大会を終え、今年の総括を聞かれると「一番楽しみで目標にしていた東京五輪であまり結果が出せなかったので悔いが残るが、最後の全日本選手権で力がついたことを確認できたので良い締めくくりになった」と笑顔を見せました。
また東京五輪男子73kg級で、7位入賞の宮本昌典選手(24)もこの試合に出場しましたが、スナッチを3本行った後、両足のももがつってしまったため棄権しています。