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重量挙げ 五輪4位・糸数が7回目の日本一

2021年11月21日 16:14
重量挙げ 五輪4位・糸数が7回目の日本一

◇第81回全日本ウエイトリフティング選手権大会(21日、新潟・津南町)

東京五輪男子61kg級で4位に入賞した糸数陽一選手(30)が、ひとつ階級を上げた67kg級で五輪以来初めての大会に出場しました。

両手でバーベルを握り、一気に頭上まで持ち上げて立ち上がる「スナッチ」では大会記録タイの130kgをあげると、床からいったん鎖骨までバーベルを持ち上げ、次の動作で頭上に差し上げる「クリーン&ジャーク」では160kgをあげ、合計はトップの290kg。他の階級と合わせ、2年連続7回目の優勝を果たしました。

試合後、糸数選手は「日本一を7回もとれたことは自分自身幸せなこと」と笑顔を見せました。

そして、2大会連続4位入賞に終わった五輪について聞かれると、一時は競技を続けるか悩んだことを告白。

「リオ五輪の4位と東京五輪の4位は気持ちの面で大きく違った。メダルだけを目標にしていたので、ただただ悔しいという思いだけだった」

それでも再び競技を続ける気持ちになったのは、周囲の人の温かい言葉に支えられたからだと言います。

「たくさんの方々から応援のメッセージやまだまだ行けるぞという熱いエールを頂いて、次に向かう気持ち、そして準備ができた。3年後(パリ五輪)を見据えるより、1日1日この競技と向き合っていけたら。この競技が大好きで、15年以上やってきたので。」と今後について語りました。

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