プロ野球・日本シリーズを“オリックス有利”と予想していた解説者の赤星憲広さんは、「第６・７戦の先発としてヤクルト奥川投手、高橋投手が先発すれば４勝３敗でヤクルト優勝もある」と２１日の「Ｇｏｉｎｇ！Ｓｐｏｒｔｓ＆Ｎｅｗｓ」で語りました。

２０日に開幕した日本シリーズは第１戦をオリックス、第２戦をヤクルトが取り、ここまで１勝１敗の五分。その中で赤星さんが注目したのは、ヤクルトの先発を務めた奥川恭伸投手と高橋奎二投手でした。

第１戦に先発した２０歳の奥川投手はランナーを出しても打たせて取るピッチング。勝ち星こそ付きませんでしたが、初の日本シリーズでオリックスのエース・山本由伸投手と投げ合い、７回１失点と好投を見せました。

第２戦に先発した２４歳の高橋投手も日本シリーズは初めて。それでも、威力十分のストレートを武器に、９回１３３球の熱投でプロ初完封勝利を挙げました。

今季９勝の奥川投手と、４勝の高橋投手が日本シリーズで好投したことについて赤星さんは「素晴らしいピッチングだった。シーズンで力を付け、この大舞台で山本投手（今季１８勝）、宮城投手（今季１３勝）を相手に互角以上の投球を見せた」と絶賛しました。

実は、日本シリーズ開幕前は“オリックス有利”と予想していた赤星さんでしたが、「奥川投手と高橋投手が第６戦、第７戦の先発として投げるようなことがあれば、ヤクルトが４勝３敗で優勝もありえる」と話しました。

この発言を、スタジオにいる番組ＭＣの上田晋也さんに「（予想を）あっさり覆した」といじられていましたが、奥川投手と高橋投手の活躍は赤星さんの予想を超えていたといえます。果たして、この２人の好投が再び見られるのか注目です。