【赤星予想】日本シリーズは初戦が鍵
20日に開幕するプロ野球・日本シリーズ「オリックス×ヤクルト」へ向け、野球解説者の赤星憲広さんは「オリックスが優位かなと思うが、初戦に勝った方が優位」と、「Going!Sports&News(14日放送)」の中で話しました。
オリックス、初戦の先発予想は、最多勝、最優秀防御率など投手4冠を獲得した“絶対的エース”山本由伸投手。赤星さんは、「山本投手が初戦に投げれば、シリーズ中にもう1試合先発可能。2勝が計算できるのでオリックスが優位だと思う」と予想の理由を明かしました。
さらに、キーマンに挙げたのは20歳の宮城大弥投手でした。「山本投手で2勝したあとの、残り2勝を誰でとるのか。チーム2位の13勝を挙げた宮城投手がクライマックスシリーズファイナル(CS)では登板がなかった。日本シリーズではどのような起用をされるのか注目したい」と語りました。
一方のヤクルトについては「初戦でオリックス山本投手から勝利を挙げられれば相手へ大きなダメージを与えられる。ただ、山本投手からチャンスを作れるのは2回か3回、取れて1点くらいになる。つまり勝つのは容易ではない。その山本投手相手に、状態のいい20歳の奥川恭伸投手をぶつけるのか。あえて山本投手との対戦を避け、奥川投手を2戦目にずらせば2勝を挙げることも可能。そこで、初戦は対戦経験のないサイスニード投手(今季6勝)をぶつけるのもおもしろい作戦だと思う」と見解を示しました。
さらにヤクルトのキーマンには“守りの要”中村悠平捕手を挙げました。「若いヤクルト投手陣を引っ張るベテラン・中村捕手のリードがポイント。CSでも1戦目、2戦目と巨人を完封したリードは素晴らしかった。短期決戦ではなんだかんだキャッチャーが重要なポジションになる」と語りました。