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ソフトバンク・サファテが引退メッセージ

2021年11月30日 17:19
ソフトバンク・サファテが引退メッセージ

プロ野球・福岡ソフトバンクが30日、今季限りで現役引退したデニス・サファテ投手(40)のメッセージを発表しました。サファテ投手は2017年にプロ野球新記録となる1シーズン54セーブをマークするなど、絶対的守護神として活躍していました。

◆以下、サファテ投手コメント

本日(11月30日)をもって、私と福岡ソフトバンクホークスとの契約が終了しました。この3年間は私のキャリアの中で最も厳しいシーズンでしたが、素晴らしいものにはいつか終わりが訪れます。

私は、これ以上ない最高のフロントオフィス、コーチ、選手たちが揃った最も素晴らしいチームでプレーする機会に恵まれました。その間、日本一5回、リーグ優勝も3回果たすことができました。2014年シーズンから私にチャンスを与えてくれたホークスに感謝したいと思います。

まず最初に、孫オーナーに感謝します。彼はどんな犠牲を払っても勝利を求める方で、いつも優勝を狙えるチームを準備してくださり、また選手としての私を信頼してくださり、ありがとうございました。

また後藤社長と三笠GMにも、私が故障してチームに貢献できなくなった間もずっと私を励まし、サポートしてくださったことに感謝します。

私にとって初めてのホークスの監督だった秋山さん。2014年に私をクローザーとして使い始めてくれ、常に私のことを信じ続けてくれたことに感謝します。

そして工藤さんにも感謝しなければなりません。皆さんは知らないかもしれませんが、工藤さんと奥様は常に私のことをサポートし続けてくれました。たくさんのメッセージを送ってくれたり、私がリハビリを行っている間にわざわざアリゾナまでサプライズで会いに来てきてくれたり。。。彼のリーダーシップとサポート、そして私の家族に対する愛に感謝します。

ホークスで過ごした8年間で関わった全てのコーチにも感謝します。あなた方は私の人生の中で非常に大きなものであり、共に過ごした数々のシーズンは私にとってとても大切なものです。

チームメイトのみんなの長年にわたるサポートと愛にも感謝します。あなた方は私がホークスに加入した初日から家族のように受け入れてくれて、一緒に戦い味わった数々の勝利、夕食、苦しい日々、その全てが私にとっては大切な思い出です。

そして他のチームメイトとは別にコメントしなければならない選手が数人います。

まずは細川(細川亨)さん。会った初日から私にスプリットを投げさせ、私に新しいチャレンジをさせながら、レベルアップさせてくれました。

高谷(高谷裕亮)さん、あなたはいつも私の気持ちをくんでリードをしてくれ、私が投げるイニングを楽にさせてくれました。

拓也(甲斐拓也)さん、あなたは、私はクイックが苦手だったのに、よく盗塁を刺してくれました。私をより良いピッチャーにしてくれたあなた方に心から感謝します。

先発投手のみんな。いつも自分のことを信頼してくれ、セーブの機会を作ってくれてありがとう。皆さんの頑張る姿、トレーニングにも真剣に取り組む姿を見るのがとても大好きでした。

リリーフのみんな。ブルペンで私の冗談を笑ってくれ、私の話を聞きたくない時でも話をさせてくれ、試合に呼ばれた時にはいつも100%の力を出し切ってくれてありがとう。我々はNPBで最高のブルペン陣だったと思います。みんなが持っている才能は最高のレベルにあると思います。あなた達と一緒に過ごした時間がとても恋しいです。

ユイト・モリ(森唯斗)。僕と親友になってくれてありがとう。あなたのお陰でレベルアップできました。少しでも自分が気を抜けば、すぐにあなたが私のクローザーの仕事を取ることを分かっていたからです。いつも一緒にトレーニングをしながら、あなたはとてもよく頑張りました。あなたや仲間たちと行ったディナー、あなたのそのキャラが恋しく感じます。あなたのこれまでの頑張りにより今のあなたがあるのです。9回はあなたのものです、250セーブ目指して頑張ってください!!!

そして最後にファンの皆さんにも感謝しなければなりません。皆さんは本当に私のことを熱心にサポートしてくれました。私が故障で苦しんでいた時でも家族と一緒に街を歩いていたら皆さんから愛情たっぷりの声をかけてもらいました。それがとても心地よく、大好きでした。皆さんのお陰で私はたくさんの困難も乗り越えてくることができました。

日本は第2の故郷です。日本で過ごした11年間に学んだ多くのこと、出会った多くの友、信じられないほど多くの美味しい食べ物。それらすべてを愛していますが、何よりも私は日本の文化の一部にすっかりハマってしまいました。日本で過ごした時間を永遠に大切にしたいと思います。

日本での野球人生は、私が望んだ形で終わることができませんでしたが、それもまた野球だと思います。神様のご加護により、日本で野球ができ、成功を楽しむことができたことに感謝します。人は結果ではなく、そこまでに費やした時間や努力、そしてコミュニティのために何を成したかで意味づけられます。これこそが、私が最も誇りに思っていることなのです。

最近トレーニングをしていて、段々と良くなる感じがあるため、来年もまたマウンド復帰を目指して頑張ってみようかと思っていましたが、先日、妻が妊娠していることが判明し、私がこれまでのように復帰に向けてチャレンジすれば彼女に負担がかかってしまいます。

神様を信望する家族として、私たちは話し合い、ここで私の現役野球人生にピリオドを打つことを決めました。私はこの先もう野球をプレーすることはありませんが、将来的にはこれまでの経験とチームメイトの成長をサポートした経験を活かし、ホークスがこの先も常勝チームであり続けるために何らかのお手伝いができればと願っています。

これは永遠のお別れではなく、一時的なものです。また近いうちにお会いしましょう!

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