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高校サッカー茨城 鹿島学園10回目全国へ

2021年12月20日 19:35
高校サッカー茨城 鹿島学園10回目全国へ

12月28日(火)に開幕を迎える第100回全国高校サッカー選手権大会。10回目の全国出場となる茨城代表・鹿島学園の初戦は、31日(金)香川代表・高松商との2回戦です。今回は、鹿島学園の注目選手たちとチームの特長を紹介します。

■全員攻撃・全員守備

就任21年目、87回大会では全国3位に導き、95回大会では現鹿島アントラーズで今大会の応援リーダー上田綺世選手を擁し全国に出場した鈴木雅人監督。今年のチームについては「例年のような突出した選手はいない」と語る中、テーマに掲げたのが『全員攻撃・全員守備』です。茨城県独自の非常事態宣言で部活動が制限されるなど、まだまだチーム完成度は高くないと語る中、全国最後となった茨城県決勝ではチーム全員のハードワークでライバル明秀日立に競り勝ち、10回目となる全国への切符をつかみました。

■守備の要 キャプテン渕伸平選手

前回大会の2回戦、2年生で唯一スタメン出場をはたした渕伸平選手。そこで対戦したのが、その後優勝をつかんだ山梨学院でした。「あそこで勝てていれば、違った景色が見えていた」と悔しさを語った渕選手、今大会はキャプテンとしてチームをまとめます。準決勝では序盤にまさかの3失点となりましたが、決勝ではラインコントロールを意識し直し、ライバル相手に無失点勝利と守備陣を立て直しました。

■攻撃の中心 3試合連続ゴール松村尚樹選手

攻撃陣で前回大会の山梨学院戦に出場したのは、ともに当時2年生だった今大会10番の鈴木仁也選手とFWの松村尚樹選手。鈴木選手が11月に全治6週間のケガで一時離脱する中、チームを救ったのは松村尚樹選手でした。監督が「身体能力とテクニックを兼ね備える」と評価するFWは、決勝で3試合連続弾となる決勝ゴール。全国大会についても「相手も強いと思いますが初戦勝って、勢いに乗って全国のテッペンとりたい」と意気込みを語りました。

上田綺世選手を擁した95回大会と前回99回大会はともに2回戦敗退。最高成績は87回大会の3位という鹿島学園。10回目の出場でめざすのは、監督が別格と語る準決勝・決勝の舞台『国立』、そして過去最高を更新する全国の『テッペン』です。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)

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