プロ野球・巨人のドラフト3位、田中千晴投手(國學院大學)が8日、ジャイアンツ寮に入寮しました。

「わくわくが一番。楽しみの気持ちが一番強い」と語った田中投手。入寮には趣味のアコースティックギターを持ち込みました。

音楽一家に生まれた田中投手。父はトランペット、兄はギターをたしなみ、叔父は音大卒、母はエレクトーンの講師をしていて、自らも音楽の道に進むことも考えたことがあるほどです。

「弾き語りをするとリフレッシュになる。得意な曲は秦基博さんのひまわりの約束です。投球フォームではリズム感を大事にしているので、音楽とつながりはあるのかなと思っています」と音楽一家で培ったリズム感が、野球にも生かされていると話しました。

持ち込んだギターは、出身の浪速高校野球部の同期たちからのプレゼント。「そこを今日一番話したかった。野球部の同期たちからも『そのエピソードを言ってくれ』と言われたので、言えてよかった」とはにかみながらギターへの思い入れを語りました。

高校時代から友達の誕生日にはバースデーソングを弾き語りし、動画を送っていたといいます。いつかファンの方の前でも披露したいようです。

189センチの長身から繰り出す、角度・球威が魅力の田中投手。「小さい頃から野球がうまいほうではなかったが、そういう選手でもプロ野球選手になれるんだよということを伝えていきたい。子どもたちに夢を与えていきたい」とプロ野球選手としての意気込みを語りました。