◇燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会 高校野球 仙台育英11-0慶応（7回コールド）（8日、平和リース球場）

夏の甲子園決勝と同カード再戦として注目された、慶応高校と仙台育英高校の1回戦は、仙台育英高校が勝利してリベンジを果たしました。

甲子園決勝とほぼ同じスタメンでの試合となった今大会。仙台育英は初回、2アウト満塁のチャンスで、6番・住石孝雄選手がセンター前へのタイムリーヒットで2点を先制します。

続く2回、2アウト2塁で2番・山田脩也選手がファースト強襲のタイムリーを放って1点を追加。

仙台育英は、4回に4安打で2点を、6回にも1点を加え、7回は打者8人の猛攻で5得点のビッグイニングとなります。

投げては、甲子園で初回に慶応の丸田湊斗選手に先頭弾を浴びた湯田統真投手が先発登板。6回に2アウト満塁のピンチで、4番・延末藍太選手を迎えますが、最後は134キロの球で空振り三振、無失点に抑えました。湯田投手は5奪三振、無失点で完璧なピッチングを見せました。

一方、甲子園で107年ぶりの優勝を果たした慶応高校は、「慶応のプリンス」こと丸田選手が『1番・センター』でスタメン出場。観客から望遠レンズをつけたカメラを向けられる中、迎えた初回はセカンドフライとなり、その後の2打席はフォアボールと無安打の結果でした。

6回の守備から、清原和博さんの二男、清原勝児選手が交代出場。7回に打席に立ち149キロのストレートをライトフライに打ちとられました。

春のセンバツ、夏の甲子園と、今大会で今年の公式戦3度目の対決となった2校。仙台育英高校は13安打11得点、7回コールドとリベンジを果たしました。

試合後、仙台育英の須江航監督は、「甲子園決勝でこのような試合がしたかったです。未練がましいですけど」とコメントしました。