ライフル射撃場 停電で使えない状態が続く 今後のスポーツ大会への影響は
由利本荘市にある県立総合射撃場で落雷が原因とみられる停電が発生し、ライフル射撃の施設が使えない状態が続いています。
今後、様々なスポーツ大会が予定されていますが、復旧のめどは立っていません。
県などによりますと、今月2日の午後2時すぎ、由利本荘市岩城にある県立総合射撃場で停電が発生。
敷地にあるライフル射撃場と狩猟技術訓練施設の設備が使えなくなりました。
落雷が原因とみられていて、狩猟技術訓練施設はその日のうちに主な設備が復旧しましたが、ライフル射撃場は発生から10日以上が過ぎたいまも電気が通らず、施設を使えない状態が続いています。
復旧のめどは立っていません。
関係者によりますと、故障した電源設備の資材調達には数か月かかる見通しです。
ライフル射撃場では今月末、国民スポーツ大会に出場する選手の選考会を兼ねた大会が予定されています。
県は大会の延期を含め、対応を検討しているということです。
県内ではここでしか練習ができない種目もあるため、やむを得ず、週末に青森や宮城の射撃場まで出かける選手もいるということです。
秋田県ライフル射撃協会では、発電機を使ってでも大会を予定通り開催するよう県に要望しています。