40歳のセリーナ・ウィリアムス 「テニスから離れての進化を」と今年で引退することについて雑誌に寄稿
現在、40歳のウィリアムズ選手。全米オープンが行われる9月には41歳の誕生日を迎えます。
記事の中でウィリアムズ選手は「引退(retirementリタイアメント)という言葉が嫌いだ」とつづり、「これは変化の時であって、どんな言葉を使うのか気をつけたい。私が今回ベストだと思う言葉は『私は進化の時を迎えた』だと思います」と続けました。
「この場を借りて、私はテニスから離れてより大事なもののために、進化することを決めました」
テニスから離れることについては夫のアレクシスさんや両親とも“タブー”のようになっていて、話し合えなかったとしています。
「その話題になると、のどに大きな塊ができて、泣きそうになってしまうんです。引退を喜んで待つ人たちもいると思います。私もそう感じられればいいんですが・・・私にとってこの話題は何の喜びも生みません。痛みを伴う話題です。この時が来たことは本当に嫌でたまりません。テニスは私にいろんなものを与えてくれました」
複雑な心境を吐露したウィリアムズ選手。母として、選手を続けていく難しさについて「女性であること、娘を妊娠していた時の瞬間瞬間すべてが幸せだった」と前置きしながらも、「娘のオリンピアは『お姉ちゃんになりたいの』と何度も言う。家族とテニス、どちらを取るかという選択をしたくはなかった。私が男なら、こんな記事は書いていない。なぜなら、男子選手なら、妻が子どもを産んでくれるからだ」とつづっています。
最後にウィリアムズ選手は「全米で勝つことができるか分からない。でも頑張ります」とし、これまで支えてくれたテニスファンに別れの言葉を告げています。