東京パラリンピック車いすテニス金メダリストの国枝慎吾選手は21日、スポーツとしてゴミ拾いを行う「スポGOMI×UNIQLO 浅草店」のイベントに、ゲストとして登場しました。

競技前、スポGOMI初挑戦の国枝選手は「楽しみながら皆さんと活動したい。負けず嫌いの性格が出ちゃうので、頑張りたい」と、意気込みました。

「スポGOMI」は、チーム同士が、制限時間以内にゴミを拾い、ゴミの質と量でポイントを競います。この日は、31チーム75人の参加者が30分間競い合い、全部で32.06キロのゴミが集められました。

国枝選手は「街をきれいにすることで、自分自身も心が洗われた。（日本の街は）間違いなくきれいな方だが、それでもあれだけの量のゴミが落ちていたことにビックリした」と、コメントしました。

国枝選手は今シーズン、1月の全豪と5月の全仏を制し、6月のウィンブルドンでは初優勝を果たしました。

「（ウィンブルドン初制覇の）余韻は今も感じている。それだけウィンブルドンにかける思いは強かった。ラストチャンスの思いで戦ったことで、自分自身のメンタルも研ぎ澄まされた」と、振り返りました。

そして2連覇している9月の全米OPに向けて「四大大会を3つ連続で、その年の中で取ることもなかなかない。どうせだったら最後の全米OPまで制して、年間グランドスラムといきたい」と、力を込めました。