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【箱根駅伝】王座奪還を目指す青山学院・若林宏樹 どん底の自分を救った“第2のお母さん”からの言葉

2023年12月25日 18:01
【箱根駅伝】王座奪還を目指す青山学院・若林宏樹 どん底の自分を救った“第2のお母さん”からの言葉
青山学院大3年生の若林宏樹選手

日本テレビの番組「サンデーPUSHスポーツ」では、100回目の記念大会となる箱根駅伝で王座奪還を目指す青山学院大を特集。3年生の若林宏樹選手は、どん底から救ってくれた“第2のお母さん”について語りました。

前回大会は、駒澤大が往路ともに制して完全優勝を達成。青山学院大は、2年ぶりの頂を目指します。そのメンバーの1人である若林選手は、1年生の前々回大会で5区を走り、箱根デビューを飾りました。

箱根駅伝の5区は、標高差800メートル以上の上り坂がある過酷なコース。しかし若林選手はトップでタスキを受けると。後続との差を1分広げる力走を見せ、2年ぶりの優勝に大きく貢献しました。

前回大会も、チームの主力として期待されていた若林選手。ところが、まさかのアクシデントに見舞われていました。

「どうしても勝ちたかった思いが強すぎて空回りしちゃって、2時間ぐらいしか寝られない日が2~3日続いて、それで熱が出て体調崩してしまって。1月1日の朝に、正直に答えました」

若林選手は、本番前日に体調不良で本戦出場を断念。チームも優勝を逃し、「本気でやっていた分、悔しいというか情けない」と、当時の心境を明かしました。

しかし、失意のどん底にいた若林選手を奮い立たせたのは、「本当に“第2のお母さん”的な存在」と語る、原晋監督の妻で寮母の美穂さんでした。

美穂さんは、前回の大会後のお疲れさま会で、「(優勝を逃したのは)原因はお前だよ」、「お前が走ってればよかったんだよ」、「悔しさを忘れないでほしいので、あえて“かつ”を入れた」といいます。

その言葉を受けた若林選手は、「自分が走らないとダメなんだっていう責任というか、このまま弱い自分では終わらないように」という気持ちが芽生えたと語ります。そして、「美穂さんにはお世話になってるので、恩返しをしたい」と誓いました。

箱根の借りは、箱根で返す。若林選手は、天下の険でリベンジを目指します。

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