◇プロ野球・巨人春季キャンプ第4クール2日目（16日、那覇）

プロ野球・巨人は16日、今シーズン初の対外試合となる韓国・サムスンライオンズ戦に勝利。試合後、阿部慎之助監督がインタビューに応じました。

この日の先発は西舘勇陽投手。初回はランナーを背負うも無失点とすると、2回には打線が猛攻を見せ一挙4得点をあげます。7回には回またぎで登板した平内龍太投手が相手打線につかまり3点を失いますが、1点のリードを守り切り、巨人が勝利しました。

試合後に阿部監督は「いいところもありましたし、反省しなくちゃいけないところもあったと思う」と総括。

3回無失点の好投もマウンドで力みが出てしまい、フォームの崩れなど課題もあったと口にしていた西舘投手については「個々に取り組んでいることがみんなあると思う。まだまだ時間はあるので。キャンプ終わるまではしっかり貫き通してやってほしい」とコメント。回またぎのイニングで失点を重ねた平内投手については「本人が先発をやりたいというので。いろいろ勉強だと思ってやってほしいですね」と、エールを送りました。

また、攻守にわたって猛アピールを見せたルーキー・荒巻悠選手については「いいプレーもありましたし、粘っていいバッティングもした」と評価。今後に向けて「これから日本のチームと対戦して、いろんなものを吸収してほしい」と語りました。

それぞれの選手がアピールを見せ、巨人のレギュラー争いは加熱しています。阿部監督はこの点について「こちらからリクエストしたことがあるんでね。それができたかできないかっていうのをこちらは見ていたので。本人たちは結果がほしいと思うんですけど、『結果は問わない』っていうのは僕も言ったので」と選手とのやりとりについてコメント。この“リクエスト“の内容については明かさなかったものの「リクエストに対してしっかり準備ができているかっていうのを見ていきたい」と今後の指揮官としての目線について口にしました。