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「絶対勝ってやろうと思って、やっと勝つことができた」中日・笠原祥太郎 『5回1失点』で“1082日ぶり”の勝ち星

2022年7月14日 22:22
「絶対勝ってやろうと思って、やっと勝つことができた」中日・笠原祥太郎 『5回1失点』で“1082日ぶり”の勝ち星
1082日ぶりとなる勝ち星を挙げた中日・笠原祥太郎投手
プロ野球セ・リーグ 中日4-1ヤクルト(14日、バンテリンドーム)

4月2日の広島戦以来の先発マウンドへ上がった、中日・笠原祥太郎投手。

この日は初回、1アウト満塁でヤクルト・オスナ選手にタイムリーを浴び1点を先制されます。

しかしその後はランナーを出すものの粘りの投球を見せ、5回を投げて5安打1失点で勝利投手の権利を得たまま降板。

打線も初回に同点に追いつくと3回に1点、7回に2点を追加し、笠原投手の勝利を後押しします。

中継ぎ陣も最後までリードを守りきり、中日が勝利。笠原投手は2019年以来、3年ぶり、“1082日ぶり”となる勝ち星を挙げました。

試合後、笠原投手は「3年間もどかしい思いをしていたので絶対勝ってやろうと思って、やっと勝つことができました」と頬を緩ませコメントしました。


◇以下、笠原祥太郎投手のヒーローインタビュー主な一問一答

――3年ぶりの勝利となりました、おめでとうございます。

「ありがとうございます」

――1082日ぶりの勝利ですが、いかがですか?

「やっぱり3年間もどかしい思いをしていたので、その中でこういうふうに首脳陣の方が使ってくれていたので、絶対勝ってやろうと思って、やっと勝つことができました、ありがとうございます」

――12日の先発予定の試合は雨で中止となりました。そのときの気持ちはいかがでしたか?

「バンテリンドームの方が広いので、切り替えてプラス思考でいこうと思いました」

――立ち上がりでいきなりピンチを迎えました。その時の心境はいかがでしたか?

「本当に初回はどうなることかと思ったんですけど、(球が)暴れまくっていたので応えられているかどうかはわからなかったですけど、木下(拓哉)さんのサインを信じて最少失点で切り抜けられました」

――勝利投手の権利を得る5回にもピンチがありました。あのイニングは振り返っていかがですか?

「勝ち投手の権利を絶対譲らないという気持ちで投げました」

――途中、落合コーチがマウンドへ来られましたが、どんな声をかけられたのでしょうか?

「自分の球で勝負して強気でいけと言われたので、そうしました」

――木下(拓哉)選手には感謝ですね。

「4打点もたたき出してくれて、ピッチングでも引っ張ってくれたので本当にきょうは感謝しかないです」

――次回の登板に向けて、抱負をお願いします。

「初回からピンチをつくったり、ボール先行ばかりになって苦しいピッチングになってしまったんで、次投げさせてもらえるのであれば、しっかりストライク先行でテンポ良く抑えられるように頑張りたいと思います」

――笠原投手は今日4打点の木下選手に、必ずおごってくださるでしょう。

「もちろん、一番高い焼き肉をごちそうしようかなと思っています」