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史上最多高校通算140本塁打の花巻東・佐々木麟太郎 途中出場で三振も決勝点のホームを踏みベスト8

2023年7月20日 17:53
史上最多高校通算140本塁打の花巻東・佐々木麟太郎 途中出場で三振も決勝点のホームを踏みベスト8
延長10回表に代打で出場した花巻東・佐々木麟太郎選手
◇高等学校野球選手権大会・岩手県大会3回戦 花巻東5ー2水沢商業(20日 きたぎんボールパーク)

史上最多の高校通算140本のホームランを誇る佐々木麟太郎選手を擁する花巻東が苦戦しながらも勝利しました。注目の佐々木選手は延長戦10回に代打で出場し、1打数無安打でした。

花巻東は、佐々木選手が背中の張りを訴えベンチスタートとなります。すると初回、2回と続けて失点し、0対2と水沢商業にリードを許します。打線も6回までヒット4本、無得点に抑えられる苦しい展開になります。

それでも7回、佐々木選手と同じ3年生の北條慎治選手の同点ホームランで同点に追いつきます。ただ、その後もチャンスは作るものの9回までに勝ち越すことができずタイブレークで勝敗を決する延長戦に突入します。

10回表の花巻東の攻撃。佐々木選手が代打で登場。しかし3ボール2ストライクから外角の変化球に空振り三振。この回も勝ち越すことができません。

10回裏をなんとか無失点におさえた花巻東は、11回に勝ち越しのホームを佐々木選手が踏むなど3点を奪った花巻東が逆転で準々決勝に勝ち進みました。

試合後、花巻東の佐々木洋監督は「本当に苦しい展開でしたけどピンチを何回も乗り越えたことは、次にも繋がってくると思う」と試合を振り返りました。

そして佐々木選手の状態については「比較的(背中の)張りが強くてスタメンを外さざるをえなかった」と説明。「休みも雨でありましたし、この先フルで出てくれれば」とベスト4をかけた準々決勝に向けてコメントを残しました。

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