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高校歴代最多134HR佐々木麟太郎 1安打も「全然まだ」自身を辛口評価

2023年6月8日 6:06
高校歴代最多134HR佐々木麟太郎 1安打も「全然まだ」自身を辛口評価
高校通算135本目のホームランはお預けとなった花巻東(岩手)の佐々木麟太郎選手
高校野球 春季東北地区大会 1回戦 花巻東2-0仙台商業(7日、岩手・きたぎんボールパーク)

高校歴代最多の通算134本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎選手は『3番ファースト』で先発出場。ホームランは出なかったものの、4打数1安打でチームの初戦突破に貢献しました。

前週の愛知県高野連招待試合では、1試合2本塁打を放つなど一気に4本記録を伸ばした佐々木選手。

この日は初回、1アウト1塁の場面で高めの変化球を逆方向に流すと、打球はレフトフェンスに直撃。佐々木選手は激走を見せてツーベースヒットとします。

さらに続く4番の千葉柚樹選手がセンター前ヒットを放ち、これが決勝点になりました。

この試合、一発は出なかったものの、チャンスメークをした佐々木選手は、「とにかくチームが勝つことを考えていたので、勝ちきった部分はよかったと思います」と、初戦突破に安堵(あんど)の表情を見せました。

しかし、自身のバッティングに関しては「(調子は)全然まだいいとは思っていません。まだまだ力が入っていたりとか、なかなかベストには持っていけていない」と辛口評価。

ここまで高校通算134本ものホームランを放ってきた佐々木選手。「一つの武器。バッティングだけは意地持って練習している」と強く語るほど取り組んできただけに、「いかなる状況でも最大限のことはやっていきたい。調子に左右されず、やるべきことだけしっかり貫き通したい」と並々ならぬ思いを語った上で、「帰って(今日の)自分の打席を振り返って、修正できるようにしたい」と向上心も見せました。

花巻東は翌8日に、明桜(秋田)との準々決勝に臨みます。