【赤星解説】投手転向の中日・根尾 “投手の球”になってきた要因とは
赤星憲広さん(左)と中日・根尾昂投手
プロ野球・中日の根尾昂投手が19日、巨人戦で投手転向後、初登板を果たしました。
根尾投手は9回2アウトからマウンドに上がると、岡本和真選手を149キロのストレートで空振り三振に抑え、最高の結果を残しました。
野球解説者の赤星憲広さんは、根尾投手のピッチングについて、同日放送の日本テレビ『Going!Sports&News』で解説しました。
赤星さんは、「野手のボールから、ピッチャーのボールになってきた。リリースポイントが違う」と第一印象についてコメント。その違いが大きく現れたのが変化球だと言います。
「前回登板(5月29日)を見たときはリリースポイントが体に近く、体の前でボール離せていなかった。なので、打者からすると変化球の曲がり始めが早く見えていて、ボールを見極めて手を出さなかったのではないかと思う。しかし、投手に専念するということで練習をしたのか、だいぶ踏み込む左足に体重がしっかり乗って、リリースポイントが体の前の方になってきた」この試合の2球目、根尾投手は外角低めにスライダーを投げ、空振りを奪いました。
赤星さんは、この1球は体の前でリリースできていたため、スライダーの曲がり始めがより打者の近くだったので岡本選手も手が出てしまったと分析しました。
また、151キロを計測したストレートに関しても、「より踏み出した左足に体重が乗れば、もっとリリースポイントが体の前になるので、スピンもかかり、初速と終速の差も小さくなるので、打者からすると151キロがもっと速く感じると思う。これから投手としての練習を重ねれば、もっといいボールが投げられるようになる」と解説しました。
“野手・根尾”から“投手・根尾”へ、着実に進化を遂げる根尾投手に今後も注目です。
根尾投手は9回2アウトからマウンドに上がると、岡本和真選手を149キロのストレートで空振り三振に抑え、最高の結果を残しました。
野球解説者の赤星憲広さんは、根尾投手のピッチングについて、同日放送の日本テレビ『Going!Sports&News』で解説しました。
赤星さんは、「野手のボールから、ピッチャーのボールになってきた。リリースポイントが違う」と第一印象についてコメント。その違いが大きく現れたのが変化球だと言います。
「前回登板(5月29日)を見たときはリリースポイントが体に近く、体の前でボール離せていなかった。なので、打者からすると変化球の曲がり始めが早く見えていて、ボールを見極めて手を出さなかったのではないかと思う。しかし、投手に専念するということで練習をしたのか、だいぶ踏み込む左足に体重がしっかり乗って、リリースポイントが体の前の方になってきた」この試合の2球目、根尾投手は外角低めにスライダーを投げ、空振りを奪いました。
赤星さんは、この1球は体の前でリリースできていたため、スライダーの曲がり始めがより打者の近くだったので岡本選手も手が出てしまったと分析しました。
また、151キロを計測したストレートに関しても、「より踏み出した左足に体重が乗れば、もっとリリースポイントが体の前になるので、スピンもかかり、初速と終速の差も小さくなるので、打者からすると151キロがもっと速く感じると思う。これから投手としての練習を重ねれば、もっといいボールが投げられるようになる」と解説しました。
“野手・根尾”から“投手・根尾”へ、着実に進化を遂げる根尾投手に今後も注目です。